ありふれた奇跡・・・最終回

hitto2009-03-21

今日は、ゆっくりと座っていられます・・・。


WBC
昨日、「3回も続けて負けるわけがない」と強気の夫、テレビの前で最初から力が入りました。
マー君の継投で、韓国が同点弾を打った時にはどうなるかとハラハラでしたが、8回すぐに日本が巻き返し、結果6対2の日本勝利!これで韓国戦は2勝2敗のタイです。
日本は気持ちよく1位決勝ラウンドへ進出となりました。



次の相手はアメリカ(日本時間23日、午前8時55分)です。
どちらが優れているとか、劣っているとか・・・ではなく、勝負の行方は気力と流れによるところが大きく・・・だからこそ面白いのでしょう。
決勝でまた韓国と当たることになれば、しばしの間不況など吹っ飛ぶほどの興奮が味わえます。



アメリカ戦には、先発松坂投手、継投はダルビッシュ投手・・・決勝になれば、先発に岩隈投手と原監督は考えているようで、私も納得大賛成。
大会連覇に向けて、右太ももを痛めた村田内野手の分も頑張ってもらいたい。いきなりの栗原内野手にも・・・。
がんばれ!日本!


ありふれた奇跡」が先週木曜日最終回でした。
勿体ないような思いで見ていました。


現実には起きそうで起きない様々な出来事・・・決してありふれてはいない出会いが人を変えていく。
先週、中城加奈(仲間由紀恵) と田崎翔太(加瀬亮)が預かった赤ん坊、皮肉にも赤ん坊を産めない加奈の腕に赤ちゃんが、加奈は拒絶するどころか母性に満ちた眼差しで赤ん坊を抱くのでした。
この赤ちゃんが可愛いです・・・こんな形で赤ん坊がやってきたとしても二人ならきっと愛情を注ぎながら育てられるだろうな・・・と思いました。
最終回で最初のこのシーンが「ありふれた奇跡」の言いたかったことだったのか・・・・・という気がします。



田崎家のお爺ちゃん四郎(井川比佐志)が戦災孤児だったことから、血縁に拘り他人をそう簡単には信用しない。
悲しい体験が豊かになった現在になるまで引きずっている。


四朗は、中断していた仕事が再開すると職人の神戸(松重豊)に嬉しそうに告げます。
神戸は家族をここに呼び寄せたいので、四朗の家の部屋を貸してくれないか、と頼みますが・・・ところが四朗は、他人が家に入ることを拒み、けんもほろろに断ってしまいます。
師弟関係にある四朗をそこまで信用できないのか、新たに四朗の家族を向かい入れるのは相当な覚悟も必要だと思いますが。
何より息子や孫がこの家を離れようとしている。それだけでも相当な疎外感だと思います。


神戸の話を聞いたのか、翔太が四朗を激しく非難します。
「もっと人を信用して心を開くべきだ」と訴える翔太の剣幕に四朗は驚いたのでしょう。
翔太が大人に成長した証しだったとも思えます。



最終回になって翔太が男気を見せてくれました。
赤ん坊の件にしても四朗は奮闘、加奈の気持ちもきっと「この人となら・・・」と思えたでしょう。
赤ん坊の世話に疲れた加奈。
一緒に入ったホテルで翔太がシャワーを済ませると、ベッドに洋服のまま疲れて眠ってしまった加奈が。
安心しきった加奈の眠る横顔を覗く翔太・・・激しいベッドシーンよりも愛情に包まれた良いシーンでした。



さてさて、回りが忙しく動きます・・・なんてたって最終回、加奈の母親、桂(戸田恵子)が翔太の母親、律子(キムラ緑子) のアパートを訪ねます。
どうやって住所がわかったのか、この際関係はないでしょう。
互いにいる環境は違っても、この二人性格が似ているところがあっていい関係が築けそうです。


そして父親同士・・・女装趣味が知れることになるのか、と思っていましたが、二人の秘密で通してしまう・・・まだまだ続く秘密の関係が楽しいです。


大急ぎでクライマックスに漕ぎつけた感じがしますが、両家の家族がレストランで顔合わせ。
四朗が話し始めます。
翔太の言葉が胸に響き、「加奈さんと知り合ったおかげで翔太は成長した」と加奈にお礼を言います。
祖母の静江(八千草薫)も加奈に「おめでとう」と。
涙がひとしずく、加奈の喜びがジーンときます。


静江が言った「心配事には幸せが付いてくる」と・・・本当にそうかもしれない。


おまけ・・・誠(陣内孝則)に報告するために、待ち合わせの場所にやって来た加奈と翔太・・・誠が連れて来たのは・・・おやおや、加奈に赤ちゃんを預けた女性とその赤ん坊。


そして田崎家では、四朗が神戸の家族を向かい入れて記念撮影・・・いい雰囲気。


それぞれの日常が、ほのぼのと幸せに満ちている・・・
身内であっても人間関係は難しいもので、様々な問題を抱えていたりするもの・・・たとえ他人でも、互いに気持ちよく暮らすことが「ありふれた幸せ」なのでしょう。
これからの世の中、単身者が増えていくので、こんな考え方は素敵だと思います。
夫婦だって、もとは他人ですからね。