「ありふれた奇跡」

hitto2009-02-19

午後1時、晴れていても気温5度って寒い!


今シリーズの連ドラは、ほとんど見ていないので夜は映画や2時間ドラマ、歌番組などの録画を見ている・・・けれど、木曜日は「渡る世間・・・」と「ありふれた奇跡」があるので、今日は退屈しない。


ありふれた奇跡・・・だんだんと山田太一さんの罠にはまっていく。
今日の予告、翔太(加瀬亮)は朋也(加奈の父親、岸部一徳)が加奈との結婚に反対していることを知る・・・



そうそう、前回加奈の父朋也(岸部一徳)が田崎家へタクシー横付けでやって来たものね・・・子供はいらないと言った翔太(加瀬亮)との結婚はありえないという態度、田崎家の田崎重夫(翔太の父、風間杜夫)田崎四郎(翔太の祖父、井川比佐志)二人とも翔太がそんなことを言う筈がないとカンカン・・・加奈(仲間由紀恵)の過去が明るみになってしまうのだろうか・・・はてさて、一大事。
加奈の秘密は堕胎経験が有り、二度と子供を産めないということ・・・死のうとまで思いつめたことを翔太と藤本(陣内孝則)に言ってしまいました。



加奈は自分の知らないところで結婚の話が出ていることに戸惑ってしまう。
それは親として極自然、子供の結婚話は最大の関心ごと、紹介された時点で先々まで想像してしまう。
30歳前後の男女になると周りが友達関係とは思わないのも仕方がない・・・だいたい結婚してくれと望んでいるのだもの。



翔太(加瀬)は、秘密を告白してくれたのは結婚を考えてのことだと思ってしまう。

そこが危うい翔太君、藤本さんも一緒に聞いているのだし・・・翔太が、また傷付かないか心配になってしまう。
加奈は結婚しないと言い切る・・・
現時点では翔太も誰も受け入れる心の余裕もないし(自分のことで精いっぱいという気がする)それを(秘密)聞いて相手の気持ちをどう計ろうとしているのだろうか?私には加奈の気持ちが計り知れないでいる。
それとも翔太の気持に気付いて話したのか・・・それは罪です。



そんな中、翔太は静江(加奈の祖母、八千草薫)に会うため、スーツ姿で中条家を訪れる。
家には朋也もいて、翔太はあまり歓迎されない様子で中へ通される。


朋也にとっては、歓迎しない理由がもうひとつ・・・まさか、女装仲間の友(翔太の父親)と親戚付き合いになるとは・・・考えたくないだろうな。
まわりの配役にかなり支えられているこのドラマ、仲間由紀恵さんの言葉使いにも回を重ねるごとに「ごくせん」から離れて慣れてきました。


私としては、加奈と翔太の結婚まで話が進められると嬉しいのですが。
子供の問題は本人同士が理解し合えばいいこと。
お互いが信頼し合えるならきっと素敵な夫婦になると思います。
今は子供がいるから幸せだと決めつけられない・・・そんなことが多々あるし。
子供が欲しいと思っている人には、欲しいと思っている間中傍で何を言っても無理かな、と思うほど、心が傷付いてしまうのだろう。

子供がいても、子供がいなくとも幸せにやっている夫婦はたくさんいるもの。
結婚は子供を考える前に本人同士の気持ちが一番大事なことだと思うのです。
どうしてもって言うなら養子をもらうってことも考えられる。

加奈が、子供を産めない身体になってしまった自分を追い込んで責めていくことの方が問題で、十二分に苦しんだはず、もう結婚を機に決着をつけなければ亡くした子供も浮かばれない・・・って、ここまで書いて頭が固まってしまった。


子供も産んでしまえば一人の人間として生きていくのですから、一つの人間関係・・・良いか悪いかは、互いの信頼関係によるもの・・・信頼関係によるものなら、他にもたくさん築けるというものです。