2011 母に感謝のコンサート

hitto2011-05-09

昨日は「2011 母に感謝のコンサート」へ行って来ました。
出演者はそうそうたる顔ぶれで、ものすごく得をした気分。
大阪城ホールはアリーナ席も設けられ八方に観客が入り超満員、ドームで4万5万というのだから1万人以上いや2万人以上はいたのかもしれない。
私の席はステージ後方右スタンド5列目の席、バック席なので歌が聴けたらいいやくらいに思っていたのですが、スクリーンパネルも見やすく、そのすぐ下のステージで歌手の方が歌うので前後に目を少し移動しながら十分楽しめました。


「母さんのうた」のメロディーが流れスクリーンには出演者たちのお母さんと一緒に写った家族写真。
こうせつさんの白黒写真に始まって夏川りみさんの誕生したばかりの赤ちゃんとお母さん、3世代の写真まで、とても和やかなムードで開幕しました。


覚えている範囲で・・トップバッターはお母さんに成りたての夏川りみさんでした。
「ゆりかごの歌」を赤子を抱くようにゆらゆらとしっとりと、そして安定した確かな歌唱で・・割り当て曲が一人2曲までなのか、次にやはり「涙そうそう」をうっとりしながら聴きました。
これでお仕舞いかと思ったら、アカペラで「アメイジンググレイス」を熱唱・・静まり返った会場内に歌声が響き渡り、ジーンと心に沁み入りました。
コンサートは始まったばかりなのに最初から感極まってしまいました。
素晴らしかったです。


次の出演者は驚くことに3人のお母さんになられている、Kiroro玉城千春さん(金城綾乃さんも3月第3子を出産したとかで、またまたビックリ。今はお休みということで今回は玉城さんソロで出演)歌手としてもパワーアップしたように見えます。
歌は「未来へ」りみさんに続いて、こちらも透き通った歌唱で聴き惚れます。
MCはあまり得意じゃないと言いながら、お母さんとしての貫録が出ていたような気がします。
2曲目は「Everything」MISIAのカバーじゃなくて、玉城さんオリジナル。
それにしてもKiroroの2家族が集まると賑やかで楽しいだろうなぁ、互いに刺激し合えるし、いつまでも変わらぬ友情で、由紀さおり姉妹のように末長く活動してほしいです。

さて、もの凄く長くなりそう・・
次の出演が「待ってました、亜矢ちゃん!」と、どこかで掛け声、夫の気持ちも一緒で、胸の内きっと叫んでいました。
亜矢ちゃん観たら帰ってもいいというくらいですから。
何でも「母の日コンサート」は演歌歌手の出演依頼は今回が初めてということらしいです。
それでも一瞬で島津亜矢さんのオンステージに・・歌いだすと会場は静まり返り熱唱に耳を傾けていました。
「帰らんちゃよか」情感たっぷりでした。
そして母の日にふさわしく「感謝状」を。胸に迫りくるものがあります。


お母さん思いの亜矢ちゃんの熱唱が終わり、次に多分、植村花菜さん。
前回の「母の日コンサート」にも出演したとかで、今回2度目の出演。
お母さんにはストールをプレゼントしました(本当は自分が欲しかった)と言っていました。
そんなに素敵なストール、どんなストールなのか、とても気になる。
会場にもお母様がみえているとか。
歌ったのは「トイレの神様」長い曲ですが、ギターを爪弾きながらおばあちゃんに思いを馳せ、熱唱してくれました。


次に麻衣さん、久石譲さんのお嬢様らしい・・というか、音楽に囲まれて育っただけあって歌も上手、絵本をヒントに作られた「大きな木」という曲を熱唱。
素敵な物語と素敵な歌でした。


コンサートも中盤、次が由紀さおりさんと安田祥子さんの姉妹。
艶やかな目が覚めるような真っ赤なドレスに包まれて、母にまつわる童謡を聴かせていただきました。
とにかくMCが面白かったです。
お二人のコンサートは歌も素敵なのですが、お話が楽しくて退屈しないだろうなぁと思いました。
けれど、二人のデュエットは25周年を最後にするとか・・本人いわく「しんどいから・・」と冗談半分で話されていました。
独唱は由紀さんが「母さんのうた」この歌「かあさんが夜なべをして・・」から始まると涙腺が刺激されます。弱いです、このうたに。
祥子さんは「この道」を素晴らしい歌唱力で、ついネットでお歳を調べてしまいました。


順が入れ変わっているかもしれない・・多分、次が秋川雅史さん。
マイクからかなりの距離をおいて、2曲を熱唱。
はじめに「千の風になって」生歌に感激。
曲からくるイメージから思いは震災の被災者へ、ちょうどこの会場に集まって来ている人数くらい、もの凄い数の犠牲者の方々。
千の風なら東北は万の風、掛ける千の風で日本国中を覆うように大空に吹きわたっています。
泣いている人が周りにいなかったようなので、目頭を熱くして涙を誤魔化してしまいました。
2曲目に赤い鳥の「翼をください」、う〜ん、つい先日「家族で選ぶにっぽんの歌」NHKの録画を観たばかりで、秋川さんが歌った「喜びも悲しみも幾歳月」が最高に良かったので、「喜びも・・」の方が秋川さんにはバッチリハマっているように思いました。
翼をください」も勿論良かったです。きっと震災を意識した選曲なのでしょう。


そして5回連続出場の南こうせつさん、お話が上手い。
スクリーンに映る自分がまるで東海林太郎だと言って一節東海林節、会場を沸かせました。
そして京都旅行での失恋話をして「加茂の流れに」かなりお気に入りの選曲でした。
神田川」作詞者、 喜多条忠さんの久々の作詞提供のお話と、長い人生誰にも今回の津波ような災難はあると仰っていました。そうかな?
喜多条さん作詞の曲「道」を披露。やはり優しい歌声に癒されます。

そろそろクライマックス、お次はサプライズゲスト、徳永英明さんが「輝きながら...」を歌いながら登場、凄い歓声が聞こえました。
今年で50歳になりますと言うと、またどよめきが・・とても若々しい。
次に歌ったのが中島みゆきさんの「時代」大好きな選曲、多分観客の年齢層から選んだとも思うし、震災を意識した選曲だとも思います。
そしてオリジナル「僕のそばに」サプライズゲストにふさわしく場内大受けでした。


いよいよラスト、森山良子さん。
お母さんの代表みたいにパワフルに動き回って歌っていました。
合唱団の方たちも加わって「家族写真」という歌を。
合唱団の方たちだけで2百人はいそう。
御歳94歳になるお母様がいて、お母様は自分が100歳を超えていると思っていらっしゃるとか、親子関係がとてもいい感じに思え和めました。
声も衰えず艶と迫力があって、とても元気をもらえます。
2曲目に歌ったのは「・・・Will」題名がわからない。
とにかく若々しく、元気いっぱいに歌っていました。


フィナーレ、出演者が全員集合、亜矢ちゃんは一番離れた左の秋川さんの隣(夫、少しがっかり)森山良子さん作詞、こうせつさん作曲の「母コン」のテーマソングと言うか、題名は「母へ」だったかな?を発表。
本人たちも出来立てホヤホヤの曲ですと言って、題名は定かではありません。
会場も一緒になって大合唱・・あれよあれよと、言う間に3時間を超えていました。

終始熱気に包まれたコンサートで大満足でした。