月様、雨が…

hitto2010-03-25

雨は三日三晩しつこいと言うくらい降り続け、春の甲子園は2日連続のお休みとなりました。
こんな天気を菜種梅雨と呼ぶそうで、菜の花も桜の蕾もこの冷たい雨に打たれるのをじっと堪えているようにみえます。

「月様、雨が…」月形半平太「春雨じゃ、濡れてまいろう・・」と、情感たっぷりに真似て言ってみたけれど、指の先まで冷えて粋な梅松さんには程遠い私は「雨は嫌でございます・・」と、部屋に籠りきり。
この月形半平太は、あの龍馬伝で攘夷を唱え土佐勤王党を結成した武市半平太がモデルだと教えてくれたのは我が夫でした、そんなことも知らなかったのかと言われ、恥じることもなくこのセリフがあまりにも有名なので何度も使っていました。
少し調べて、主役を取り替えるだけでまったく違う見方になることや、そしてこの時代の人は、男女ともヒーローに取り上げてもよいくらい、時代に翻弄されながらも生きるか死ぬかの瀬戸際を切り抜けてきた、個人個人が今よりもずっと真剣に未来に向きあっていたように思うのでした。


そんな風に現代も真剣に向き合って生きているなあ、といつも感心して観ているのはスポーツの世界だろうか(前振りが長かった)。
選手たちの真剣な眼差しは、とうに置き忘れた人間にとっては眩しいくらいに輝いています。


2010世界フィギュアスケート選手権トリノ)が、もう既に始まっています。
ペアが終わり、川口悠子アレクサンドル・スミルノフのペアは第3位、ペア中国強し、ホウ清、トウ健の二人が優勝、ドイツのアリオナ・サフチェンコ、ロビン・ショルコウィー組が2位でした。
男子ショートは、昨日の深夜PCから覗くことが出来ましたが、最終グループを観終わる前に目が持たず断念・・・。いったい何が起きたのか?
気になるのは織田選手・・こんな織田君を観るのは始めてでした・・だけれど、オリンピックのあの場面を引きずっているような気がしなくもない心配です。
高橋選手は無難な滑り出し、トップに躍り出ています。
フリーに4回転を入れてくるでしょうから、成功するのか注目したいところです。


調子が良かったのは、ブライアン・ジュベール選手、スタンディングオベーションで拍手喝采だったのではないでしょうか、オリンピックでは見られなかった笑みが印象的でした。
小塚選手もほぼ完璧な滑りでした。かなり調子が良いと思います4回転行くでしょうね。
それに、このトリノで一番人気があったように見えたのは私だけかな。


今夜は、どうする?リアルタイムでいくと朝まで長引きそうなので、起きてからチェックしようか。