家族葬?

hitto2011-06-15

一日2回の鳩の巣観察、今日も無事に卵を温めています。
雛にかえる日は何時になるやら?

 

お爺ちゃんの薬の調節後、特に問題もないようで、血圧は安定。
デイの無い日は、外へ出て花の水やり。
御近所のNさんがお爺ちゃんの方に寄って来て談笑している。
家の中にいる私に、その話し声が聞こえていたけれど、顔を出すまでもなく我関せず。
お爺ちゃんは元気に笑っています。
「全部自分のことは、やってくれるから、(私の名前)に話してぇや・・・」とか言っている・・いったいなんのことか聴き取れなかったけれど、それでも顔を出す気には成れず、Nさんも出かける予定があったのか「じゃ、明日、聞いてみるわね」といって立ち去りました。

 

お昼、何の話と思いきや
「朝、Nさんが来て、お爺ちゃんの葬式はどうするの?って聞くから、家族葬に決めているけど(私の名前)に全部任せているから、さあ、どうするかな?なんて言ったんだけれど」
私「何のはなし?誰が先にいくか分からないでしょうに」
お爺ちゃん「Nさんは自分の時は家族葬にすると決めていて、近くに良い(安い)家族葬をしてくれるところがあるから、そこと契約しないかって」
内心、何それ?葬儀社の回しものか!と憤慨。


常日頃、お爺ちゃんは兄弟も親戚も大阪にはいないし、殆ど亡くなってしまったから家族だけでしてくれと言っています。
けれど、なんて無神経なことをお爺ちゃんに聞くかなと嫌な気分、その場で会話をしていたお爺ちゃんも、さぞかし嫌な気分だったろうと思うのでした。

Nさんは70歳、最近になり持病の糖尿病が悪化し入退院され、葬儀について自分なりに色々考えていたのでしょう。
してみると、良かれと思って言ったことに違いないのでしょう。
Nさんは、本当に世話好きな人で、我が家の子どもが小さかった頃には、自家栽培の大きなトマトを何度もくれて、自分の娘の新築の家にまで呼んでくれたり、一方的に頂き物ばかりしているのです。
時々は返してはいますが。
今の調子が続き、後10年は軽く生きられると言っていたお爺ちゃんなので、この話を笑い飛ばすことができたようです、一安心。


「明日、訪ねて来たら、適当に受け流しておくから」と言って、私はお爺ちゃんの部屋を離れました。