東京の葬儀事情

hitto2013-04-03

先週まだ蕾だった桜が一斉に咲きだしました。
テレビで見る桜便りには及ばないかも知れませんが、桜の木一本でも見事な咲きようで目を奪われてしまいます。




日曜日、東京に住む姉から、35年以上も同居していたお姑さんが、入院先で亡くなったという知らせをもらう、今年の桜をついに愛でることができませんでした。
91歳。
我が家のお爺ちゃんと同い年です。
どちらが長生きするのかと、いつも話していました。

お爺ちゃんは昨日デイサービスの車で桜並木をドライブしたと大層喜んでいました。
一日一日良かったことを数えて暮らしているようで、当分あの世からのお呼びはお爺ちゃんにはないだろうと思います。

今は介護の手を煩わせることもなく健康でいられるので、更に記録を伸ばしてほしいと思っています。





東京の葬儀事情は、少し前にテレビで見て知っていましたが、実際こんなに待たされるものなのかと、本当にびっくりしてしまいます。
取り急ぎという葬儀のイメージが崩れ、葬儀は約一週間遅れで執り行い、金曜通夜、土曜告別式という流れになるということらしいです。
その間の何と落ち着かないこと。

こんなに待たされるとお姑さんは、きっと天空を彷徨いながら桜の名所を訪ねているのかもしれません。



高齢化で亡くなる人が多いなか、葬儀場の数も減っているそうです。
結局は火葬場の順番待ちということらしいのですが、斎場は火葬場も併設されているようで、移動に手間が掛らないのはいいことなのですが。
待たされている間姉夫婦は、ただぼんやりと普段通りの生活を送っているようです。が、心の中は桜どころではなく、何も整理がつかないままだと思います。




私も喪服の陰干しをしながら忘れ物がないようにと準備、姉夫婦の労をねぎらいお手伝いをするつもりで参列してきたいと思っています。
金曜日はお爺ちゃんのデイがあるので、それを見送ってから、いざ新幹線へ。
夫君は仕事を切り上げてからになるので別行動。


単独行動でチャンと乗れるかチャンと行けるのか、それが不安。