ガレキ問題と梅便り

hitto2012-03-15

小学校か?中学校?今日は卒業式らしい。
お水取りが終わったとはいえ、体育館の中は底冷えするだろうな。
震災で多くの人たちが寒さに震え体育館などに避難していたことを思いだすと、去年の今頃は辛かった。
1年が経ち、すこしは暖かい毛布に包まって眠られるようになっているだろうか。


昨夜の地震津波注意報に忘れてはならない胸の高鳴りを再び思い出していた。福島第一原発事故から帰宅が困難になっている区域、避難区域から離れている地域に今も留まる人たち、あってはならない健康被害など心配の種は尽きない。


私のような一主婦が難しいことなど考えられないし、考えてみたところでどうにもなる筈のないことは分かっているのに、3・11を境に怒りのようなものが腹の底にずっと渦巻いている。
政府も新聞各紙もこぞって被災地の瓦礫広域処理に動きだしていて、野田首相は11日の会見で「震災時に助け合った日本人の気高い精神、国民性が再び試されている」と語っているに至っては、何をかいわんや。


陛下の「安全な国土を目指して進んでいくことが大切、人々が安心して生活できる国土が築かれていくこと・・」のお言葉のほうがずっと胸にしみてくる。


政府の対応の遅さを棚上げにして、1年過ぎたこの時点で、マスコミも絆という言葉を持ち上げては、反対している人々に圧力をかけている。
絆が色あせた?

何が正しいのか、何が間違っているのか、その判断を歪めているのは、ころころと基準を変えてきた政府の安全宣言。
もうあちらやこちらで、両極端な意見が並んでいたりするのを見ると頭が犯されてしまう。
橋本市長に至っては、国に対して
「(各自治体への)単なる文書でのお願いじゃだめ。こういう場合は、自治体に命令を出すようなルール作っても大丈夫ですよ。そのかわり、国が責任をもたないとだめだ」と注文をつけている。
東京をまねてみたいのは分かるけれど、これには開いた口がふさがらない。
これだけは飲み込めない。

何故こんなにも反対している人たちがいるのか。
全ては信用ならないからで、被災地で山積みになっている瓦礫が、本当に復興を遅らせているのかも疑問に思うし、その安全性も含めて信用ならない。



市街地の瓦礫は、大方仮置き場に移動され片付いているという話しだし、復興が進まないのは瓦礫のせいではなく、政府の対応の悪さではないかとさえ思わされる。
まして疑問形の瓦礫を広域に拡散させて果たして良いものか。
答えは何十年後にしか分からないし、それではことが起きた時に取り返しがつかない。
瓦礫の量は、阪神大震災のときよりも少し多いくらいだと聞く。
それなら発生現場で処理し、埋め立てに使うほうが得策だと思う。
そうこうしていて、こんな記事が孫さんから入っていた

http://www.asahi.com/special/10005/TKY201203130197.html

まあ、これなら許せる・・早くしてほしい。