感動!

hitto2012-08-01

台風10号が九州四国に接近中、近畿も午後から雨の予報。午前中はまだ素晴らしい晴天。


http://www.youtube.com/watch?v=A7RPtic6e_k


ユウツベさんを何回も繰り返して観るってことは、ここ最近ないのだけれど、昨日はブログを閉じた後にオリンピックを離れて何遍も観ていました。

http://www.youtube.com/watch?v=p5yejpCLIqs


つい先日の「THE ICE(ザ・アイス)」浅田真央ちゃんが中心になって行われたアイスショー
真央ちゃんのエキシナンバーは「メリー・ポピンズ」、もう可愛らしくて明るくて笑顔が素敵で天使そのもののオーラが漂っていました、美しさと可愛らしさは何とも形容し難いのだけれど・・どこから覗う表情にも、私に癒しを与えてくれます。


そしてブログ主さんからの紹介で知った小塚君のエキシナンバーが、もしかすると「サウンド・オブ・サイレンス」・・と、動画にあがる日を楽しみに待っていました。


小塚君がどのように演じるのか・・・それがそれが、小塚君の個性に凄くマッチしてピッタリだと思います。
多分、高橋選手には出せないこの雰囲気。

音のない静寂の世界と疎外感を漂わせる曲の主人公を小塚君が見事に演じ切っていました。
サイモン&ガーファンクルの歌声が静かに流れ(これだけでも相当感激なのですが)曲のイメージと、小塚君の秘めた情熱のようなものが、静かに滑るスケーティングのスキルにも重なって、物凄く心地よくて、この時間は私にとって何物にも代え難く、しつこく何度も観てしまうのでした。

小塚選手には、この曲を演じてくださり有難うと言いたいくらい、ホントに嬉しい。



そして、もうひとつの感動。
涙が溢れ途中から文字が読めなくなってしまった、生協の冊子「私の戦争体験記」から、最後のページにあった、88歳の松内さんの投稿です。紹介します・・というより、私が記録したいと思いました。


 

松内さんは、19歳の春から2年間あまり中国大陸で看護婦として勤務して、多くの傷病兵の世話をし、大勢の兵を看取った辛い体験を「歌」で、若い世代に伝えたいと書かれていました。

十九春  征って来ますと  別れ告げ  吾れ看護婦は  戦陣へ発つ
ひと筆に  念をこらす  従軍記  亡き人々の  声の代筆
月光の  射しこむ部屋で  只一人  看取りし兵は  ふる里の友 
見廻れば  つい先程まで  泣きしかと  枕辺にその  母の便り
眠りつつ  涙溜めゐる  病兵は  祖国の母の  夢に泣きしか
母思ふ  心は吾れも  亦同じ  祖国にむきて  幾たび泣きしか
ゆきづりの  吾れ看護婦に  身の上を  さらけて逝きし  兵を忘れず
金剛石の歌  座右に  身を正し  思い半ばに  逝きし老兵
ソ連軍に  追われついに  命絶ちし  白衣の友の  無念に泣かゆ
浅からぬ  縁と思ふ  傷兵の  内地転送  星降る朝
そこはかの  慕情残して  別れ来し  今に引摺る  戦場の青春