オバマ大統領が再選

hitto2012-11-09

アメリカ合衆国の大統領選挙、オバマ大統領が再選され、晴れやかな表情のオバマ大統領とその家族の姿がニュースで伝えられた。

アメリカの選挙の仕組みが大掛かりな作業なので、ハラハラする感じはしなかった。
州ごとに結果が出され、州の中ではロムニー氏と互角に戦ったとしても両氏のどちらかが選出されてしまうので、国民の票は州ごとに決着するらしい。
国民の得票総数では、303対206という大差の開票結果よりもずっと僅差だったようだ。
アメリカも民主党共和党のねじれ現象があって、団結を叫ぶオバマ大統領の4年間は厳しそう。

舵取りも厳しいけれど、国民の生活は日本よりも厳しい感じに見える。
財政再建はどの国も抱えている問題だけど、底辺にいても尚小さな幸福を感じられる人々の比率でいうことであるなら、日本はマシな国かと思ってしまうが・・どうなんだろう?



近頃は中心街に出かけてもホームレスの人が減ったように思うが、単に追い出された風でもあるし、その人たちは何処へ行ったのだろう。
昔は(20年くらい前)地下街の階段の隅や柱の陰に必ず見かけられた。
公園のブルーシートを張った簡易テントの生活者は、どこかで屋根つきの暮らしと暖かいご飯を食べられているのだろうか。
ニートの数は相変わらず増えていそうだが、養える親が長生きできる世の中だし、働く場所さえ見つけられれば良いのにと、漠然と思う。


寒さも本番になり、この冬の北海道の電力は足りているのかと気になる。
原発再稼働も有り得るかと思っていたが、大規模な反原発運動に稼働派は成りを潜めている感じ。

さもありなん、福島の惨事は現在進行形のまま危険な状況で、作業員の成り手もないくらいで、この先の状況が国民にはあまり伝わってこない・・が、日本中が恐怖に震えた日のことは一生忘れないはず。

新聞に大見出しをつけてくれなければ、日常に追われ忘れ去られそうだ。

多分、無関心になることが一番危険なことだと思う。

声を上げている人たちは本当に凄いエネルギーの持ち主だと思う。
私は、どこかで再稼働も有りかと思ってしまっている。
目先のことを優先するズルイ人間なのだ。

政治家が本気で動かないし、逆に原発有りきの行動を貫こうとしている政治家の意見から遂には判断ができないでいる。


日米安全保障があるからといって、近隣諸国の危険な振る舞いに、恐怖に怯え危機感が増しているのも事実。
互いに考えられないことを言い合うとき、他国は日本をどのように感じるのだろう。

正義とかはどこかへ吹き飛んで大多数の意見へとと流れ、悪しき過去を穿り出し、仕舞には話べたの日本は孤立してしまうのじゃないだろうかとか、アメリカの傘の下で大威張りなんてこと、もう通用しないところまで来ているのかも・・とか。

しかし、あんなに安保反対と言っていた人々が、今は一番にアメリカに擦り寄っている。

話がどんどん飛躍して変な方向へいってしまった。
アメリカを敵にするのも、中国を敵にするのも、私は嫌だ。


今日は一日晴れマークなのに、朝から太陽が隠れすっきりしない天気。
今日の分は今日中に乾かして・・と、恨めしそうに空を見上げる気楽な主婦のつぶやきでした。