映画「パリ、恋人たちの2日間」2007年

hitto2013-07-03

朝から(雨が)降ったり止んだり、部屋の中がジメジメしているけれど気温は26度だからクーラーは必要なしで家計が助かる。


日々雑感。
フィギュアスケート安藤美姫選手が出産!
長女からのメールで知って驚きました。
そういうわけだったのか・・昨年GPシリーズ欠場は確かコーチ不在とかの報道だったけれど、その時にはお腹に赤ちゃんがいたのね。

しかし隠していたつもりはないだろうけれど、出産後(4月)復帰までどこからもそのことが漏れ伝わらなかったというのも驚き。
案外選手たちのプライバシーは守られているのかな、と思った。

今年は地方大会からの挑戦ということで、これは出産後の身体にかなり負担になると思う。
身体を壊しては元も子もないし、素晴らしいサポートを得て無理をしないで頑張ってほしいと思う。
安藤選手も今季引退ということだから、悔いのない演技で締めくくってほしいと思います。

世界のあちこちでデモ活動が盛んに行われている・・それだけ安定した国造りは難しいということの表れか。
エジプト、トルコ、ブラジルと盛んに報道されている、政府に対する不満が大きいのだろうな。


今朝の読売、今頃という気もするけれど、国内でも過激な言葉で街宣するヘイトスピーチを取り上げていた。
読売に限っては、と多少突っ込んだ調査はされて奥の方まで取り上げてくれるかと期待をしたが、何のことはない、差別か表現の自由かということに終始して、デモを阻止しようとしていたあの下品なシバキ隊の写真など全くなく、表面上の耳触りのよい言葉としてしか触られていなかった・・これは誤解を生む、ちょっとがっかりしました。

法に触れているかいないか、今後法規制されるのかされないのか、現状は取り締まる法がないことを知って、法に即しているのがヘイトスピーチの方で、全く言葉は乱暴だが一応権利を主張していると思う。
デモの申請もしないで、法に触れていたのは寧ろレイシストシバキ隊の方、ネットでは周知だが綺麗事で終わっている。

それにしても一昔前の安保や学生運動の比ではなく、大人しいものだと思う・・何だか過激なことを書いてしまった。



少し前に観た映画「パリ、恋人たちの2日間」録画したままだったのでもう一度暇つぶしに観ていた。

土曜日毎年恒例のママ友会、くじを引いての席順で前に座った友人の話がとても面白かった。
転勤族のため一緒に卒園できなかったけれど、地元に戻ってからは毎年会に出席している。
ご主人もめでたく定年を迎え生活は悠々自適、彼女は私より5つ以上若い。

旅行の話になって「私は今年2回、韓国を旅行した」というので、「へー、何処かいいところあるの?」と言ったら、答えは「エステ」
リッチな話だが、安いんだって。

他にもアチコチ行っていて海外旅行の達人だってことが分かり、ずっと私は聞き役になっていた。

私「生きている間に、一度でいいからニューヨークだけは行きたい」
「うーん、ニューヨークも良かった・・」
「行ったん?」

東南アジアを抜き、ヨーロッパ各地へも行ったそうで、話が後の方で盛り上がったので詳しくは聞けなかった。
「何処が良かった?ヨーロッパは国全体が美術館のイメージ」


「お薦めはドイツかな、ドイツは親日で本当に親切だった、スイスは物価が高いしあまり観るところもない。フランスとスペイン、イタリアはあまり綺麗じゃないし危ない(ホテルが?)」・・慣れない日本人にとっては引ったくりに合う危険があるということらしい。

「ツアーで行ったの?」
「2・3人で行って、宿泊はネットで」
「英語は?」
「適当、適当、英語は通じない、現地の言葉片言喋ることができれば通じる」
なんて恐ろしい
「全然、恐くないよ」って、既に慣れっこになっているようです。
羨ましい・・ローンだ、お爺ちゃんが・・とか言っている間は、私にとって遠い世界のはなし。
でも彼女が行けるならって気持ちが少し湧いてきました。

あちらの宿泊料は部屋単位の料金なので、何人でもお泊りしていいとか、日本より安いんだとか、全く縁のない話に興味津津でした。

それで昨日観直したのが「パリ、恋人たちの2日間」2007年
この映画、パリの様子がコミカルに描かれていて面白い。

ニューヨーク在住のフランス人写真家マリオン(ジュリー・デルピー)と、アメリカ人インテリアデザイナーのジャック(アダム・ゴールドバーグ)は付き合って2年になる。彼らはそのマンネリな関係をリフレッシュしようとベニス旅行に出かけ、帰りに2日間パリに立ち寄ることに。だが到着早々フランス語のできないジャックは不機嫌・・byヤフー


早口言葉じゃないが、二人のやり取りがけたたましく、ニューヨークとパリとの食文化の違い、異性に対する考え方のズレや、カウンセラーや医療にすぐに頼るアメリカ的な考え方など、二人の険悪な対立が面白かった。

フランスは住居からしアメリカのようなゲストルームは設けていないようで、住環境は日本よりかも。
しかし地下鉄や街の治安は日本とはまるで違う。日本は安全。

子供の時にずっと過ごしてきた写真家マリオンの部屋で2日間過ごすのが相手ジャックには居心地の悪いものだったけれど、何とか溶け込もうと努力はしてみるも、私もウサギの頭は食べたくはない。

先住民扱いを受けるマリオンの気持ちになると激しくマリオン寄りになる。

違いがはっきりしていて、バイ菌を見るような目つきで部屋を物色する遠慮のなさには言葉を失う、それは多分日本人気質。

自由奔放に生きてきたと、ジャックには映るマリオンの男関係に至るまで、日本はどの辺の位置づけができるだろうかと考えた。


人それぞれってことかもしれないけれど、要は男と女。
育った環境が違っても愛に打ち破れないわけがないと勝手に思っていました。
郷に入れば郷に従え・・られればね。

パリの様子が少し感じられて、もう一度観たって話でした。