「母に感謝のコンサート」2014

hitto2014-05-13

大阪は高気圧に覆われて快晴、気温もぐんぐん上がり、今年初めて部屋の窓を全開に!
ベランダから顔を出し、道路に目をやると眩しいです。



連休が明けて8日から婿殿が単身出張というので、3泊4日の予定で長女親子が我が家にやって来ました。
ここ数日、賑やかに孫中心の生活をしていました。
私には出来なかった贅沢な時間。

ここぞとばかりに孫弄り、娘は娘で両手が空いた時間を少しは楽しめたようで、11日のコンサートから帰って来る私たちを待って、忘れ物いっぱい残して夜遅くに自宅へ帰って行きました。


子どもの成長は早いもので6カ月を過ぎ寝返りは自由自在、手に取るもの全て口の中へ、離乳食も開始し御口の周りはべたべた、人見知りもするようになってきました。
今度来るときは何が出来るようになっているのかと、再会が待ち遠しい。

帰った後は、寂しいやら、ホッとするやら。



一昨日の「母に感謝のコンサート」2014
コンサートならではのサプライズがあったり、歌の合間にちょっとしたエピソードなども交え話されたり、大音量の生歌、アーティストと共有できた時間と空間、失敗さえも面白く良い思い出になります。
特に意外なアーティストに出会えるのは、母の日コンサートならでは、です。
セットリストが挙がっていたので、それを参考に感想を。

コンサートのトップバッターは、岩崎宏美さんでした。
あなたお願いよ!で始まる乗りの良い「ロマンス」。

男性歌手と違って衣装にも注目、光線の関係で肌色にも見えたドレス、淡いピンクの衣装だったみたいです。

2曲目は山口百恵さんの「秋桜」をしっとりと歌いました、ピアノの伴奏に合わせるのがとても難しそうでしたが流石プロ。

そして3曲目は彼女の代表曲とになった「聖母たちのララバイ」。

年齢を重ねた今だからこそ伝わるものってあるなあと思いました。
包容力も一段と豊かになって頼もしいほどでした。

親衛隊さんがチラホラといてペンライトを右へ左へと揺らし、大きな声援で盛り上げていました、これから先のコンサートにもどんどんともっと若いアーティストさんに参加してほしいものです。

そして去年に続き、麻衣さん。
「Night,I stand」「小さな写真」の2曲。
お嬢様というイメージからか清純さが際立っています。
性格も素直で純粋なのだろうな、素敵な美声に包まれました。

3番手の秋川雅史さんも殆どレギュラー、定番になった「千の風になって」これは外せない。

意外なところで石川さんの「天城越え」・・昨年石川さんがシークレットゲストで選曲が重なって歌えなかったそうで、これはちょっと、歌は良いのです。
スクリーンの秋川さんが「天城越え〜♪」の最後の張りあげるところが大写しになって、私はちょっと吹いてしまいそうだった・・カメラさんにはもう少しひいて欲しかった。

 3曲目が「君と旅立とう(Time To Say Goodbye)」流石の歌唱力、やはり安定してる。


そして由紀さおりさん安田祥子さん姉妹デュオ、「はもりべ」さんという男性デュオも加わり「花」のメドレー。

2曲3曲と重なる輪唱技は見事、何曲歌ったのか数えていたのですが、12曲までしかわからなかった。正解は13曲、随分と練習を重ねたのでしょうね。

一曲一曲が浸み入る曲なので、勿体ない感もありました。
「はりもべ」のお二人も素敵な声でした。

次にシークレットゲストのKiroroのお二人。
前回、玉城さんがソロで出演していましたが、晴れて産休も明け(お二人とも三人の子持ち)2人揃ってKiroroとしての出演です。

ピアノ担当の金城さんがいるのといないのとでは断然違います。

金城さんのバックコーラスが効いていて、何か凄いなあと感動していました。
歌は「Best Friend」と「未来へ」の2曲。




さて、いよいよ待っていました!
次の出番は、お父さんお楽しみの演歌歌手です。
新星の如く現れた福田こうへいさん。
紅白まで知らなかったのですが。



福田さん、巧いです、こぶしが実に心地良い。
昨年、日本レコード大賞・日本有線大賞 新人賞ダブル受賞! 民謡 仕込みの歌唱力が話題の大型新人。
民謡の賞も色々とっているそうです。

新曲の「峠越え」そして「南部蝉しぐれ」の2曲だけでしたが。

「田舎なれども  サーハーエ♪」で始まる「南部牛追唄」が絶品、会場に響き渡りました。
高音部がジーンと胸を打ちました。
民謡のアカペラは良いです。




コンサートは中盤に入り、特別出演の黒柳徹子さんが登場しました。
素晴らしくふわふわのドレスとヘアもいつもよりバージョンアップしています。

昨年から繋がる母親とのしわ取りパックの想い出話しから。

別れるときはいつも「じゃーね」と言っていたそうです。

母娘の愛情の深さを感じるエピソード、ここで2人目のサプライズゲストのペギー葉山さんが登場して会場から大歓声。
御歳?黒柳さんと同期に近いお歳だと思いますが・・ここで検索・・80?とっても若いです!
プチ「徹子の部屋」状態。

ペギーさんは母から娘へ送られた着物をドレスに仕立て直し、素敵な赤に黒のライン。

話が弾み随分とお喋りした後での熱唱とは思えません、張りと艶のある声。

歌は「学生時代」 「マンマ」 合唱団をまじえて「ドレミの歌」の3曲。
アーティストの見本となるような方でした。



そして残すのは後2人。
レギュラーの南こうせつさんが登場。

会場を盛り上げ一緒に歌いました「うちのお父さん」

徹子の部屋」で徹子さんが、こうせつさんの亡くなったお父さんの話を何度も要求して、毎回同じ話をしていたそうです。私も知っていました。


父は母に虐められていたそうです・・お父さんが亡くなり、しょんぼりしている母を励まそうと兄弟が集まったところ、お母さんは天井を仰ぎ
「本当は好きじゃなかった」とボソッと話たそうで、そこで会場内は笑いの渦。



あまりに深すぎて、どうしてこんな風に笑いが込み上げてしまうのか、実際お隣の方はお腹を抱えていました。
当たり前だけれど、過ぎてしまった人生は取り戻せない、けれど皆どこかで我慢をして生きていると分かっているんだな。
「好きじゃなかった」、は、嫌いでもないのだ、だってお母さんは「嫌いだった」とは言わなかったんだもの、虐めはしたけれど、そんな優しいところのあったお母さんだって思いました。




そして個人的に嬉しい「妹よ」。

秋吉久美子さん主演の映画が懐かしい。


秋吉さんと言えば、あの頃からつい最近まで、多分30年という長い間、アップルのジョブスさんが亡くなるまで、私は彼女と生年月日が同じだと思いこんでいたのでした。


実際は違ったんだけれど、時代がそうさせたのでしょうか、私は小さい人間なので裏切られたようで少しがっかりしてしまいました。

生年月日が一緒のこの世の何人かは、私と同じ思いをしたでしょう。
秋吉さんは一つ年上です・・いつか書きたいと思っていたので話が逸れてしまいました・・スッキリ。



そして、3曲目は島倉千代子さんへ捧げる「からたちの小径」。

島倉千恵子さんの生きざまをこうせつさん特有の親しみを持って話されていました。
最後に良いことが出来たと思いました。



ラストのシンガーは森山良子さん。 
涙そうそう」 「家族写真」 コミカルな「30年を2時間半で」の3曲を披露。

真っ赤な衣装で溌剌とされていました。

会場を惹きこむのがとても上手で、いつまでも「母の日コンサート」を続けていってほしいと思いました。
そして全員が舞台に上がり、黒柳さんが一般来場者のお手紙を読み上げ、「母へ」の大合唱をして幕は閉じられました。

長丁場で椅子に座りっぱなしの3時間半、いや4時間近くになっていたかな、今年も楽しいコンサートの想い出ができました。