アート・ガーファンクルの美声にに酔いしれたコンサート

hitto2014-12-06

今日も一番の寒さというくらいに底冷えする寒さです。

大事なコンサートを目前に風邪をひいてしまいました。



昨夜はアート・ガーファンクルのコンサート。

身体に震えがくるのは風邪のせいなのか寒さのせいか、両方という気がしますが、電車一本で尼崎に通じているので、ボーっとしながらも完全装備で会場に向かいました。


何とか尼崎駅(阪神)に到着、始めての尼崎、ホームを出てから手っ取り早く私の前を歩く若い3人の娘さんに(恐らく20代後半)声を掛け
「あましんアルカイックホールはどこですか?」と尋ねました。

するとその3人は「私たちも丁度そこへ行くところです」と言いながら、笑顔でアルカイック・ホールのビルの看板を指差されて安堵しました。

私の娘ほどの年齢できっと賑やかに女子会へのコースと思いきや、アートのコンサートとは・・若い娘さんにもアートは愛されているんだと思うと、とっても嬉しくなりました。



会場へ向かう人の波、コンサートを共有する仲間という気がして気持ちが高ぶってきました。

どうにかアルカイック・ホールに辿りつけました。

開場から30分も時間が過ぎているのに外に行列が出来ていました。

脇には立ち見席の案内まで。

私の席は前から14列目、中央近くの右寄りの席、アートまで10mくらいはあったでしょうか。
まもなくコンサートの始まりです。



伴奏はタブ・レイブンさんのギター一本。

会場はアート・ガーファンクルの声とギターの音色につつまれ、私はしっとりと酔いしれていました。

大方は耳慣れた曲だったので大満足。




今、歌いたい曲、歌える曲という、選曲だったのでしょう、ハスキーな高音部も含め包容力のあるテノールの声の張りは若い時の美声にとても近いと感動しました。


中でも、アルバムではポールがソロで歌っている「キャシーの歌」が本当に良かった〜。

メトロノームの拍子に合わせてギター演奏が抜群に響き渡ったボサノバも良かったし、ハート・イン・ニューヨークやブライト・アイズにスカボロフェアーにザ・サイド・オブ・ア・ヒルもあったかな。

ボクサー、明日に架ける橋はサラリと、サウンド・オブ・サイレンスはアップテンポに手拍子、スペシャルゲストにアートの御子息ジェイムス君が登場。
アートより甘い声でソロでも一曲披露してくれました。
今は歌手として頑張っているのかな、息子さん同伴で来日は何よりアート自身が心強いことでしょう。



公演はまだ始まったばかり。

広島、金沢、東京と、11日まで続きますから、日本列島が凍える厳しい寒さに打ち勝つための体調管理、そこが一番気になります。


ギター伴奏とアートの二人コンサート。

アートが選びに選び抜いた楽曲、サイモン&ガーファンクルの代表曲はもちろん、ソロアルバムからの選曲、カバー曲と、順を追ってあの曲この曲という意識が朦朧としていたので、ただただ私は曲に浸っていたのでした。


帰り道、歩道橋の上にぽっかりと浮かぶお月様がとてもきれいでした。

元気をもらったところで、風邪を吹き飛ばそう!