平和ボケ

hitto2015-02-13

今にも雪が散らつきそうな空。厳しい寒さ。
・・ということで、毎週金曜日はお爺ちゃんのデイサービスで買い物へ出掛けることにしているのですが、13日の金曜日ということもあり買い物はパス。
おとなしく部屋の中で暮らしていよう。






近頃、嫌な言葉だなあと思う「平和ボケ」っていう言葉。

随分昔から使われている言葉だけれど、どの道、私世代かそれ以上のオバサンに使われることが随分前から多いのは知っていた。
「平和ボケ」=「お花畑」みたいな。

が、この前のテロ犯罪が起きて以降、頻繁にこの言葉を目にするようになった。

国際情勢に無関心で危機管理ができていない、つまり今の日本が平和ボケになっているっていう。



危機管理といっても色々なことがあるし、少なくともどの国より災害についての危機管理とその意識は高いだろうと思うのだけれど、他所の国は災害や事故というより犯罪とかテロ。

侵略戦争に発展したウクライナでの戦闘状態があり、再び停戦合意とニュースになってはいたけれど(本当に戦争なんかやめてほしい) 国を司る日本政府をもひっくるめて大声で「平和ボケ」と皮肉られている。




「平和ボケ」って、如何にも何も知らない、何もできない者たちっていう響きがあるから気分が塞いでしまう。

要するにやはり豊かで平和に見える国に対する皮肉なんだろうな。



どのように考えどのように悩み、心の中に闇が拡がっていようが、泣いていようが、目に見えない形の無いものなどは知る由もないのだから。

笑いで茶化すような人も大勢いるけれど、無関心そうに見えてそうじゃない者だって大勢いる。



我が子の危機を察知する母親のような目で世界情勢を見られやしない。


自分の居場所がどのくらい危険かは、多分無意識のうちに確立の高いもの順という判断がそれぞれに出来ている。

その中で平和に浮かれているように見えるのかもしれない。