さて、お父さんは仕事。
明日から又、寒さが厳しいとか?天気予報で言っていたし、思い切って障子の張り替えをやってしまおうか?
おじいちゃんも義弟君の所へお出かけだし、都合が良い。
自分のペースで時間が使える。
この日を逃すと、年末まで持ち越しそうだし。
早いとこやってしまいたい。
だけど決断が出来ない。
PCに向かっていたい気もするし。
優柔不断な自分と押し問答をくりかえす。
気合いがまだ足りない。
まだ16日。
来週は?22日まで仕事に追われるし。
23、24は連休で、どんな予定が入るか分からない。
夫も、おじいちゃんもいない・・・。
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思いついて1分弱・・・早!
障子を外して、ガレージへ運び出し、ホースから水を出し、シャバシャバと障子6枚の一面をびしょ濡れにして、置くことの10分で 次から、次へ、障子の紙をはがしていった。
去年の、のりが甘かったのか、今年の、はがれ具合がスムーズで、殆ど途中で破れることもなく、はがれ落ちた。
なんと気分の良いことだろう。
子供達が幼かった頃は、遊びながらの作業で、ぼこぼこ穴をあけていたので、こんな綺麗なはがし方は出来なかった。
それはそれで、楽しい一コマではあったけど。
荒いスポンジで、のりやゴミを適当に落とし、ビショビショになった障子の枠を立て掛けている。
程良い汗をかいたが、これ以上は、腰が限界。
中腰の姿勢は、相当応える。
道行く人に「偉いわねえ」と言われ、半ば皮肉っぽく聞こえてはいたが、衝動的に始めた自分の魂胆等、分かるはずも無い。
大掃除と呼ばれる私の仕事は、この障子貼りが、一番見栄えのするもので、家族を動かすのにも説得力があるのだ。
とりわけ、お父さんにとって、「後の窓拭きは任せておけ」と誘導出来てしまう。
ハッキリ言って、わたしは家事全般が嫌い。
掃除、洗濯、食事の準備から後片づけ。
どれも面倒くさいが、しょうがなく働いている。
家族への愛情に支えられているには違いないが、必要最小限の働きでしかない。
誉められると嬉しいが、マンネリ化した献立が、最近は手抜きになっていると この頃、痛感している。
と言って、ネットでレシピを調べるでもなく、テレビのグルメ番組も興味が持てない。
「簡単に家庭で出来ます」なんて言われた物でも、メモった事もない。
だけど、工作は好きだった。
障子貼りは工作の様な物。
のりで真っ新な紙を張り付ける。
これは私向きの仕事なので、人が思う程、辛どいなあ、などと思わないのが、救い。
だから今晩 夫が帰って来たら、私も精一杯、頑張ったと言える、なんて事を考えている。
おじいちゃんが帰って来るまで、張ってしまわないと。
もっと日が差してくれると良いが、何だか曇ってきた。