後編「はだしのゲン」録画を見る

hitto2007-08-16

気温がグングン上がる中で、全身汗まみれになって、掃除を済ませる。
お盆の間、コロコロを回し、階段の拭き掃除だけだったので、久しぶりに掃除機を出したという気がする。
やっと、居心地が良くなった。


昨日は、終戦記念日に合わせたわけではないが、後編「はだしのゲン」録画を見る。
NHKの「憲法9条」も気になったが、討論は、夫が好きじゃないので・・・

ゆっくりとした時間のなかで、こんなにも、悲惨な酷たらしい生き地獄の原爆を扱ったドラマを見ることに、何となく後ろめたさを感じながら、62年前の現実はドラマよりもっと、逃げ場の無い地獄図の中に大勢の人達が置かれていたんだと、想像を巡らすだけで恐ろしい。
「死ぬも地獄、生きるも地獄」石田ゆり子さん(お母さん役)の言葉だったか?
どっちが幸せなんだろう?と不謹慎にも思ってしまった。
強く生きることをゲンが必死で訴えているのに・・・

この世に原爆以上に残酷なものは無いとつくづく思った。
阪神大震災のような壊滅状態でさえ、足元に及ばない。
これが、災害ではなく、人間の仕業なのだから、許せない。

重い空気の中で、ゲン役(小林廉君)の演技には救われた。
見事にやり遂げた大役でした。
最後の山本学さん(ゲン)の微笑みが今も忘れられない。
涙、涙の2時間でした。