「美しい」政治であって下さい・・・イジメのない・・・

hitto2007-09-26

朝のヒンヤリした風が気持ちいい。

福田内閣がやっと始まろうとしている。
「背水の陣内閣」と命名されているが、意外にも顔ぶれは穏やかだ。
派閥の長を集めたと言う人もいるが、今の自民党は崖っぷちにいる。
そのことを考えれば、グループのリーダーが一致団結するのが当然だと思う。
内輪もめしている場合じゃないのだから・・・最低残された任期2年は、踏ん張ってもらいたい。
参院議員の過半数を占める民主との熾烈な議論がまもなく国会で始まる。
これ以上に今の生活が脅かされないように、細やかな心配りのある政治を望みたい。 それには、桝添さんのようにテレビによく顔を出して戴くことが一般庶民には分かり易い。
何の為に何をやろうとしているのか?子供に説明がつくように・・・。


もう一つ、新聞を見るたび、心が締め付けられる事件が毎日順を追って報道されている。
神戸市で起きた、高校3年生、男子生徒の「いじめ」による飛び降り自殺だ。

我が子(末っ子)と同じ年齢の子の出来事に毎日胸が苦しくなる。
確かに、メール交換やHP上のことには、大人の目が届かない。

起きてしまった事件に取り返しがつかない事を子供達が、よくよく肝に命じておくことだと思う。

自分の回りには、ここまで追いつめられている生徒はいないはず・・・等と思わず・・・傷つけたり、仲間外れにしたりしていることが案外無意識に行われている。

高校生にもなれば、「冗談」か?「冗談」じゃ済まないことの区別ぐらいは、当然分かるはずだ。
恐ろしい程にエスカレートした脅かしに、愛されて育った生徒が、ひとりぽっちで悪に耐えられる図太さなど持ち合わせてはいない。
幼稚園児に教える様に、「あなたがされて嫌な事は、人にもしてはいけません」・・・と、言える人間はいなかったのか?

学校の対応は、まるでこの前やっていたテレビドラマの「わたしたちの教科書」を思い出す。
自殺など考えるわけがない・・・と思わせていたほど、ギリギリまでこの生徒が追い込まれていたことが、切ない。
傍目に仲の良い仲間と見えていても、こんな陰湿ないじめが存在していた事実に驚愕してしまう。

どの親も子供に問いかけるだろう。「いじめ」はないか?
日常の些細な表情に、そのサインが出されていないのか?

学校は、始めから「いじめ」に対する把握など出来ていなかったと、当然のように思う。対面を気にする事なかれ主義の体質の中で、事が起きなければ腰は上がらない。
まして担任が一人で対処する器量があるだろうか?

起きてしまったとはいえ、あまりにも大きな試練だ。