歌謡コンサート・・・

hitto2007-10-26

昨夜、久しぶりに次男の担任の先生から直で電話があった。

又、「何かしでかしたか?」と内心不安が過ぎるあたり、次男に対しての信用が、もうひとつだな〜・・・。

随分前に紛失していた、生徒手帳が、善良なお方に拾われたと・・・しかも学校まで生徒手帳を持参して戴いたとは・・・こんなご足労を戴いて感謝の気持ちで一杯になる。

世の中、なかなか捨てたものではない・・・物騒な人間が目立つあまり、誰に対しても警戒してしまうのは間違っている。
殆どの人は善良なのだ。
日本という、お目出度い環境で、悪い行いをする人間は、本当は僅かな人数だろう・・・と思う。私だって届ける側の人間だもの。
それにしても、半年以上も紛失届けを出さずに放っておいた次男・・・このまま卒業までいたのだろうな。
この善意を、次の機会に返すことの出来る人間であれば良いのだけど・・・。
感謝の気持ちを簡単に電話で済ます次男でした。


3日遅れで録画「歌謡コンサート」を見る。
なんと注目の、すぎもとまさとさんの「吾亦紅」が聞けたことに感激したお父さん。
この頃のカウント数を増やしているのも「吾亦紅」がキーワードになっている。

深く胸に迫るのは何故なんだろう?
美声とは言えない語りかけの調子が切なく、なおのこと現実味を持たせるのかもしれない。
団塊世代に共感を得た、かつての名曲「神田川かぐや姫は、美声だった・・・いかにも若い人の声で・・・痛々しく若かった。
伴奏は、ギターにバイオリン・・・これがまたいい・・・「吾亦紅」が再び「神田川」の懐かしさを現代に呼び覚ましたようにも感じる・・・。
神田川」は、若い故の苦しみに共感できた曲だった(女性側から見た歌だったが)。団塊世代も還暦を近くして、こんな境地(「吾亦紅」の)になったとしても何ら不思議なことではないような。
神田川」から「吾亦紅」へ時は流れ、物語は繋がっているような気がしている。
どちらも情景描写が、同じ時代過ごしてきたことで、身近なものとして感じられるからなのかもしれない。