「幸せのちから」「ボビー(BOBBY)」・・・

hitto2008-05-03

今朝の一番乗りは次男・・・5時半起き。
イベント会場へ8時まで行かなければならないので、家を6時頃出発したようだ。ようだ・・・と言うのは私は起きていないから。
何という母親。
代わりにお父さんが気を張って起きていたらしい。

昨夜今日の為に早く床についた次男だったが、「少しも寝られない・・・」と本人が言う程、今日のイベントに興奮していた・・・なので、起きられない筈がない・・・と思っていたのです。

長男は、深夜帰宅したが、朝からバイトが入っていたので、7時半には起きてお風呂へ入っていった。
長女は次男の物音につられ、随分早く起きていたようだ。
仕事も効率よく出来たようで、「早起きは三文の得」・・・文字通り有意義な早起きだったのか。

私は、マイペースで7時半起床。
それでも早いくらいだが、お爺ちゃんが義弟君のごたごたに付き合う約束があるので、それなりに気を使ったつもり。
お父さんは、お爺ちゃんを車に乗せてお付き合い。

連休初日にしては、冴えない気分。
普段、親孝行も出来ないのだから、それくらいは当たり前のことでしょうか。

穏やかに一日を終えられるのが一番。何事もなく、皆が無事に戻って来て笑顔が交わされればそれ以上の幸せはない。
私は、皆のいない間、ゆっくりパソコンいじりが出来るし、満足満足。
ちっぽけな幸せにしがみつきたい時もある。


連休の間に視られるようにと、長女がレンタルで映画2本を借りて来てくれた・・・少し早い「母の日のプレゼント、これで良い?」とか言うので「じゅうぶん!」とニッコリ答える。
連休に視ようと思ったが、誰にも邪魔されない時間が、連休にあるとも思えず、一昨日、昨日と視ることに。
S&Gファンの掲示板で前から気になっていた映画。
幸せのちから」「ボビー(BOBBY)」の2本。


まずは、「幸せのちから」から、
幸せのちから』(The Pursuit of Happyness)は2006年のアメリカ映画。事業の失敗によりホームレスになるまで落ちぶれたが、最終的には成功を掴んだ実在の男性、クリス・ガードナーの半生を描いた作品である。主演はウィル・スミス、息子役には彼の実の息子であるジェイデン・スミスが配役され、親子共演となった・・・(Wikipediaから)


映画の殆どが身に詰まされる展開。
いつか視た『ライフ・イズ・ビューティフル』1997年のイタリア映画のように、父と息子の愛情に満ちたものだけれど『ライフ・イズ・ビューティフル』と大きく違うのは(時代背景もお国も違いますが)ハッピーエンドということ。
これを出すのはどうかな?とも思うけど愛情表現が似通った感じがしたのでつい。

不器用で真面目ことごとく付いていない父親。
焦ると何もかも巧く事が運ばない・・・そんな人近くにいるいる。転がり落ちるように住むところも無くしてしまう。
それでも頑張る姿に息をのむのですが、とても重い。重くて潰れそうになる。

これは実話・・・アメリカの厳しい労働条件にもビックリ。
日本はどうなのか?テント小屋の立ち並ぶ現実もあるので、はい上がれない人がこの日本にも数多くいるのでしょう。

この映画の中で、一番どん底に苦しんでいるところにポール・サイモンの「明日に架ける橋」が流れます。
女性ボーカルのゴスペル風なので、物凄く心に浸みます。
ガーファンクルの歌った「明日に架ける橋」とは随分違う感じですが(この曲のすごさを世界中に示したのは、ガーファンクルとも言えるので)とても優しく癒すことに、ポールの才能を新たに確認してしまう。
歌い継がれる程の名曲なのですね。
クライマックスの会社に採用された時には、一気に肩の荷が降りました。


そして昨日視たのが「ボビー(BOBBY)」
『ボビー』(Bobby)は、2006年のアメリカ映画。ボビーの愛称で親しまれたロバート・F・ケネディが暗殺された日に、事件が起こったアンバサダーホテルに居合わせた人々を描いた群像劇。出演俳優は豪華な顔ぶれとなっている。監督は俳優としても活躍しているエミリオ・エステヴェス。・・・(Wikipediaから)


こちらの映画は、1968年アメリカのロバート・ケネディの実写を上手く編集して作られていました。
この映画にはS&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」がアコースティックバージョンで流れます。余程この時代にサイモン&ガーファンクルの曲がしっくりくることを多くのアメリカ人が感じているようで、S&Gソングは切っても切れない印象なのでしょう。

「卒業」で特に有名になった曲でありながら、この映画の意図とするメッセージを強く感じました(時代をそっくり現代に置き換えても良いくらい)現代上映されることの意味こそ深刻に考えなくてはいけないのかもしれない。

それにしても、ガーファンクルの美声を映画館で味わいたかった。凄い迫力で迫ってくるのでしょう・・・私の中では色あせないこの曲を、多くの人が改めて聴くことに嬉しく思うのはどうしてでしょう。

シャロン・ストーンとは気が付かなかったのですが・・・シャロン・ストーンデミ・ムーアの演技は、とても地味(地味というのは役柄で、見た目は派手なので尚更気が付かない)ですが、1968年という時代に合わせた演技がとてもリアルでした。

銃弾に倒れたシーンが目に焼き付いたまま映画は終わりますが、その日の夕方、偶然FMココロから「アメリカ」が流れるではありませんか。
グット・タイミングというか、この歌こそがこの時代にハマリそうです。

家事に追われながらも耳は一点に集中、自分の気持ちが高揚するのが分かります。とても不思議な気持ちがしました。