長寿国

hitto2009-01-13

身体の芯にまでピリッと刺す冷たい風・・・対照的に空の色は春のように青く澄んでいる。
北海道なら真っ白な雪が反射して目が眩むような景色なのだろうか。
ここじゃアスファルトが冷気を吸収するだけで、くすんでいる。

零下の気温を懐かしむが、この住宅ではとてもとても対処出来ない。
火力の強い「だるまストーブ」(「ルンペンストーブ」ってのも有ったかな・・・)が懐かしい。


子供の頃過ごした家の中には、近づけないほど熱く赤く燃えるストーブがあった。
冬でも薄着だったのが嘘のようです。
デレキ(L字になった長い鉄の棒)を持ってストーブの下から火をおこすのは父親の仕事だった。
父は時々、私達子供に用事を頼んではデレキを持って数(10まで)を数え、私達を威嚇していたが・・・父親の「1,2,3,・・・・・」と数える声に合わせて、はしゃいで父の要望に応えていたのも、父の遊び心からだった。
本当に叩かれたことはなく、石油ストーブになってからは、父親の必需品「孫の手」を持ってペットのインコと遊んでいた。


ベットの中で義父が言う・・・「これが(病が)治ったら、今度はきっと九州へ行く・・・」と、ここ数年、自分の身体を気遣って冠婚葬祭の付き合いは夫が義父の変わりに出席していた。
私も義父と同じように古里の(札幌の)暮らしを病の中で思い出すのだろうか・・・既に影も形も無くなった南1条の家、瞼の中の記憶だけで徘徊する自分を想像しては馬鹿馬鹿しいと打ち消すが・・・それでも笑えない。


朝刊(読売)によると、今から45年前、全国で百寿者(100歳を越える高齢者)は、153人だった。
現在3万6000人超・・・そして、2050年の推計百寿者は、なんと70万人になるのだとか・・・私は?えーっと95歳ですか・・・「百寿」は超人類!との大見出し・・・老いの形は様変わり、これも神様のギフトだろうか・・・いえいえ、若返りの秘訣は体力と記憶力・・・余生が引き上げられ「人間は100歳で一人前」と105歳の黒田さんが笑う。

2009  1月14日分気合いだ〜!

我が家のベランダから見える小さな池に、今朝は氷が張っていた。
寒さもピークに達している・・・空も明けない早朝・・・その脇で男性が、各家庭から集められた缶を大きな袋に入れ替えている。


その音を聞いて、今日は缶の日だ・・・と知る私。
一瞬の外気に触れることさえ避けたい自分。
今年始めての缶回収とあって、いつもより袋は膨れ上がっていた・・・大変な重労働です。

昨日から体調が優れず・・・まるで気が入らない。
仕事もノルマ達成せず・・・気合いだ〜!気合いだ〜! の、アニマル浜口さんの元気にあやかりたい。


明日は頑張ろう!