秋祭り

hitto2009-10-10

今日、明日と、町内の秋祭り・・・早速花代とかを集めに青年団が訪れる。神社の神輿は全部で3台、大・中・小、揃うと結構迫力があります。
青年団の担ぎ手に聞くと、今年は去年より更に人が少ないとか・・・これもご時世か・・・。
祭りどころではない若者が多いのかもしれない。


数日前のNHKクローズアップ現代「“助けて”と言えない〜いま30代に何が〜」を見て、とてもショックを受けた・・・
厳しい雇用情勢の中、生活に困窮する30代が急増・・・しかし、命に危険を及ぼしかねない状況になっても、助けを求めようとしない・・・「助けて」と言えない30代の実像に迫る。


映像が物悲しく、空っぽになった冷蔵庫、所持金は僅か、遺書と思われる・・宛名は書かれていない「たすけて」の文字・・・無収入、借金、この窮状を家族に打ち明けることができず一人で抱え込んでしまった若者。


今の時代に餓死(孤独死)とは、本当にいたましく、やり切れない。
ゲストの平野啓一郎さんが話していたが、病気になれば誰でも救急車を呼ぶように、仕事がなくなり生活が困窮するようなら支援団体(NPO)が相談の窓口になる・・・それが当たり前と皆が思うようにならなければ・・・と言っていました。

NPOの支援でヘルパーの資格を取得した青年も紹介されていた。
誰にも相談できないのは、個人の性格によるものもあるけれど、プライドが邪魔をすることが大きい・・・番組で紹介されたていた青年は、どこにでもいる明るく責任感のある青年のようだった。


両親を亡くし、兄がひとりいるが、大きな借金を作ってしまったことなど相談できなかった・・・それが身動きの取れない状況を生んだのか、支援の窓口があると知っていれば・・・どん底から這い上がる糸口があったに違いない。


ネットカフェ難民、ホームレス、多くは家族に知られないように行動している・・・公園に寝泊まりしていても、身なりに気をつけ、携帯電話で連絡は出来るようにしている。
追い込まれていく窮地を自分の責任だからと独りで抱え込む・・・それが悲劇を次から次へと生んでいる・・・どうか声に出して助けを求めてください・・誰かに声を掛ける勇気を持ってほしい。


こうした悩みを特に男性は人に相談できないでいるらしい・・・孤独なのだ。
女性は?というと、悩み事は友人に打ち明ける・・・と、なるほど・・だから女性にとってはそれ程深刻にならないですんでいるようだと・・・時々読み逃げばかりしているブログの記事に書かれていてハッとする・・・女性の方が神経は図太いのかな・・・いや逞しいと思う・・・頼れるところが一つでも多くあることは強いことです。