兄弟王者誕生

hitto2010-02-08

亀田大毅、雪辱の王座奪取…兄弟王者誕生
 世界ボクシング協会WBA)のフライ級タイトルマッチが7日、神戸市の神戸ワールド記念ホールで行われ、同級11位の亀田大毅(21)(亀田)が、王者のデンカオセーン・カオウィチット(33)(タイ)に判定勝ちし、世界王座を獲得した。兄の興毅(23)(亀田)は、世界ボクシング評議会(WBC)同級王者で、兄弟の世界王者は日本ボクシング史上初めて。大毅は2007年10月、初の世界挑戦となった前WBC王者の内藤大助(35)(宮田)戦で、反則行為をして1年間のライセンス停止処分を受けた。復帰後の09年10月にデンカオセーンに敗れており、3度目の世界戦で頂点に立った。(読売新聞)


昨夜、大河ドラマの後から目に入ってきたリング上の亀田大毅選手・・9Rか10Rだったか、両者ともスタミナが切れてきて互いにもたれ合うような試合運びだった。
遂に判定へ、どんな試合経過なのか見ていなかったけれど、相手選手は反則を取られ亀田大毅選手が優勢らしいことがわかる。
休みの度に兄の興毅選手の檄が飛ぶのを微笑ましく見ていた。
兄弟の親密さが伝わる光景だった。


結果は勝利、ここに来るまでにどのような困難があったのかは知り得ないけれど、汚名返上の試合になったことは事実です。
よくぞ大人に成長したな・・と勝利の喜びを聞いていて思いました。
家族、特に父親への感謝の言葉、ファンへの思いを泣きながらコメントできたのは、観ていても清々しいものでした。
兄弟で世界チャンピオンになられたとは・・目標にしていたことが実現したのだから、これ以上の親孝行はないな、と思います。


マスコミやファンのバッシング、そこから抜け出すことの困難を並々ならぬ精神力で乗り越え、また着実に身体を鍛え努力し、やっとチャンスをつかみ、自分たちのものにできた・・記念すべき日になったと思う、大きな拍手を送りたい。


親は、例えささやかなことでも、子供が目標を達成できたときは、涙がでるほど嬉しいものです、ましてチャンピオンなどという大きなタイトルを獲得したことは、言葉にならぬ喜びを味わえたことと思います。良かったなあ。


この頃、朝青龍の問題でもそうですが、若者のひとつの間違いを揶揄し、やり込めるばかりだったり・・マスメディアの過剰な反応や報道に接する度にやり切れなくなることがある。間違いは正せば良いことで、その機会を大人は残してあげるべきだと思っている、間違っても葬ってはいけないなと思う。
朝青龍の引退はやはり残念なことだった。
多くのファンは、もう一度土俵に上がって欲しいと思っているのではないだろうか。
涙で語った引退表明が本人の決断だったとしても、多くの責任は相撲界に導いた大人にあるのではないかと思えてならない。