私の検診日

hitto2010-03-20

2ヵ月振りに行く病院、今日は私の検診日、そろそろ薬(甲状腺機能亢進症)の服用が始まってから1年が経つ。
数値はとっくに安定しているけれど薬のお陰でもあるので・・・まだ止められそうにない。今日の血液検査の結果、F−T4の数値が基準より下になってきたため「薬を減らしましょう」ということになった。
内心「きたー、きたー!」と叫んでいましたが、一気に止めるわけにはいかないので、一日置きの服用・・それでもこの段階を半年程踏んで、落ち着ければ病院とは縁が切れると思うのですが。


病院は相も変わらず満員御礼、しかも今日は道路も混んでいました。
気候に恵まれ行楽日和、明日から崩れると思えば今日くらい何処かへ行きたくなるというもの。
それに今日は五十日、働く車も多いようでした。
いつもの倍の時間を掛け、受付に着いたのは11時を過ぎたころ。
この分じゃ血液検査から診察まで2時間待ちかしら・・と見当をつけて買い物へ。
うろうろ見ては時間を潰していました。

待合に腰かけたのは、NHKのテレビ小説(再)が始まった頃・・朝の復習と、序でに「龍馬伝」の復習まで・・病院のテレビを観ていました。夫の言葉使いが土佐弁になり「ちぃっと、遅いぜよ・・」とか「いかんぜよ・・」とか恥ずかしいやら。

龍馬伝」土佐沸騰とは・・・桜田門外の変井伊直弼が暗殺され、武市半平太土佐藩を攘夷一色にまとめようと大勢の下士の前で気勢をあげている。
上士と下士の差別がこんなにも激しかったとは・・回を重ねるごとに上士の行き過ぎの圧力を知ることになるのですが、江戸時代は即切腹という
「こんな始末のつけ方しか出来んがぜよ!」
という、怒りの感情をとことん観る側に植えつけてくれる。


今回の(福山雅治)龍馬は、いつにも増して格好良過ぎ、ニヒルな言いまわしとチラ見の含み笑いを浮かべ、時に大声で大勢の前で諭す、このやり方・・何だか憎らしくなってしまう。
藩のお金を使い込みしたり、龍馬の行動にドキマキと目を白黒させる弥太郎(香川照之)の人間臭さの方が私は親しみを覚える。


吉田東洋からは「上士に引き立ててやる」と言われ、武市半平太には「土佐勤王党に加盟をするように」と言われ、龍馬は「はないちもんめ」みたいに「あの子が欲しい」「この子が欲しい」と、どちらからも誘われ苦しい立場に置かれてしまった(「花いちもんめ」の本意は、これと全く違うのですが)そんなことをお喋りながら観ていました。


龍馬伝」ますます面白くなってくる。
土佐沸騰の後は土佐脱藩へと駆け走る・・私は夕飯準備に駆け走る。