真央ちゃん、優勝おめでとう!

hitto2010-03-28

日曜朝のサンデーモーニング、2010世界フィギュアスケート選手権、女子フリーの結果だけのニュースを告げていた。
関口さんが「もうフリーも終わったんでしょうか?」と言ってSP結果のパネルをめくり、総合得点の表示が映された。
ヨナ選手のショート演技の不調を言った後で、この総合結果の表を見て、関口さんが意外な表情で「キム・ヨナも、それなりに銀に来てますね」と著作権の問題があるのかフリー演技を検証(流すことも)もせずに次のニュースへ移っていった。
スポーツ記事満載の日曜の朝のニュースとしては、その程度流すことだけで精いっぱいなのだろう。


演技を観ていなければその程度で終わって、良かった、良かった、真央ちゃん優勝だ!
それもジュニア、シニア、どちらもアベック優勝、こんな奇跡のような全てに日本選手が一番高い表彰台に上るなんて、誇らしいことだ・・と、それで終ってしまう。
まるで野球の結果だけを見て喜んでいるようなものです。


2010世界フィギュアスケート選手権トリノ)・女子
1浅田真央 197.58点
2キム・ヨナ 190.79点
3.ラウラ・レピスト 178.63点
4安藤美姫 177.82点
5シンディ・パヌェプ 177.54点
6カロリーナ・コストナー 177.41点
7長洲未来 175.48点
11鈴木明子


素人目には、真央ちゃんの得点が低過ぎるとか、もしくはヨナちゃんの得点が高過ぎるくらいにしか分からない。
けれど、そのことが一番重要なことなので、この疑問点を納得させる記事には出会えていない。
寧ろ自分と同じ思いのファンが大勢いることに自分の感性が正しいのだという思いに納得させられる。
今夜放送の解説を聞いて少しでも得点を納得させることができるだろうか。


今のままではスポーツとしての清々しい勝敗の行方を見ることが出来ずに終わってしまった・・という曖昧な判定だと言わずにはいられない状態です。


どちらも完璧に終わったのならまだしも、キム選手の失敗を観たあとの判定の不確かさには、思わず八百長と言いたくなるのはフィギュアファンにとっても真央ちゃんファンにとってもやり切れない。
何より選手自身が一番意欲を失うものだと思う。


真央ちゃんの強靭な精神力で完璧に仕上げた今回のプログラム「鐘」、本人も納得した出来栄え、素晴らしい演技でした。
パーフェクトに「鐘」を演じた後のキラキラとした姿・・結果として優勝を果たしたのですから、ファンとしても嬉しく、心の底から満足しなくては真央ちゃんに申し訳ないとさえ思う。


颯爽とした笑顔、気品のある姿、そうだ、この姿こそこのシーズン中に待ち侘びていたものでした。
それが見られただけでも応援していたファンとしては有難いことに違いない。


なのに・・なのに・・男子の時のようにスッキリとした感覚が持てないままなのです。
更に上を目指せと浅田選手に言い渡された果たし状のようなこの点数。



ショートの2位は納得したとしても、フリーの演技を観た方なら、おそらくオリンピックの得点を上回っていたと思う人が多いと思う。
それがフリーでも2位なの?


キム選手が技術点66.45、構成点65.04、減点1.00・・合計で130.49点と、浅田選手に至っては、技術点67.02、構成点62.48 、合計129.50点というのだから、何が何だかさっぱり分からない。


それに真央ちゃんだけに向けられた屈辱ではないと思う。
安藤美姫選手も完璧に「クレオパトラ」を演じ切っていたのです。
あのやり終えたという満足感、今シーズン一番の笑顔でした。
安藤選手にしてもキム選手よりも上だったという手応えを感じていたと思うのです。


これはもう一度今夜の放送を見て確かめるしかないと思う。
ただただ、演技に惚れぼれするエキシのような見方をしたかったのだけれど・・。

読売新聞 日曜版
クロスワードの答え・・・・・サンスクミ(三竦み)
数独の答え・・・・・1+5・・・6