ハトの巣

hitto2011-06-10

今にも雨が降り出しそう。
裏の田んぼから大きな蛙の声、雨乞いの合唱かも。
家事を一区切りつけ、後は今晩の献立を考えるだけ、何をしようか・・ボールに頂いたタケノコが一盛り、昨夜もタケノコ、今日もタケノコ。


お隣に分けようにも4月に別居、何があったのかは知らないが、御主人一人じゃ料理はしないだろうし。
家族4人の賑やかな笑い声が消えて2か月が過ぎました・・とても寂しい悲しい。
二人の子供は中学3年と大学生。母子で少し離れたところに引っ越された。


下の子が、後1年で終わる中学校を転校したくないので、我が家に自転車を置いてそこから徒歩で通学。
自転車は4月の中ごろ買い替え真新しく、元気が出るような黄色の光を放っています。
塞ぎ込むような過去など見向きもしないという感じです。
この自転車を選んだ君に、ファイト!

昨日、ブログを書きこんだ後に、ハトの撃退法を検索・・・そうか、ネットか、もしくは糸のようなものを張り巡らす方法がいいのか・・・と、パソコンを閉じないで、即実行に移しました。
網ネットは無いので、とりあえずは糸張り作戦。
ベランダの室外機を置いている台の突起物に糸を引っ掛け、端から端に、上に下に交差させて侵入を防ごうと頑張りました。


ところが、室外機の下を見ると驚きました。
ハトの巣が出来ている。
もっと首を傾げて覗くと、なんと卵が2つ。
ギャーっ!
何ということでしょう!
親鳩は私の行動の一部始終を電信柱の上で見ていたのです。
一向に動かない分けが、今やっと解りました。


肩の力が抜けてしまい、急に親鳩が気の毒に思ってしまったわけです。
私も親ですから、すぐに複雑に入り組んだ張ったばかりの糸を外しました。
それまで、何度も何度も窓ガラスを叩いて追い払っていたのですが、「もう、いいよ。早くおいで」と言って窓を閉めました。


こうなれば、卵がかえって雛が飛び立つまで場所を提供するしかない。
その前に、カメラにと思い階下に降りカメラを取りに行きましたが、カメラも入らない隙間なので、なかなか写りません。


今朝、そーっと窓に近づき、ガラスをトントンと叩いたのですが、いつもはバタバタと逃げるはずの親鳩の姿も気配もありません。
電柱にもいない。


なんだ、どこかに行っている?
それとも、卵を置いて諦めた?
そっと鳩の巣の方を覗くと、何と何と、私がここにいて、覗いているのに、親鳩がいるではありませんか。
もう、私のことなど構っている場合じゃないと、必死に卵を温めているのか、完全に無視されてしまった・・私だって人の親、これ以上邪魔はしません、と思ったので、私は窓を静かに閉めましたよ。
そう言えば、ベランダに枯れ木が数本散らかっていたのは、ホンの数日前のことでした。
枯れ木はゴミと一緒に片付けたのですが、もうその時には立派な巣が出来ていたのかもしれません。


次男に聞くと、いつも鳩が来ていると言っていました。
ベランダは、長男の部屋の窓から出入りができて、その長男が家を出てから1年くらいが過ぎていました。もう部屋は次男のクローゼット化してしまい、私がベランダに出るのは、布団を出す時か、大きなものを干す時くらいでした。
十分に観察されて、ここに巣を作ったのです。

でもね、ごめんね。
雛がかえって飛び立つ日が来たら、ここは掃除して網を張るからね。
2度も、3度もここでは子育てできないよ。
無理だよ。
お布団も干したいし、第一ここにはエアコンの室外機が3台も置いてあるんだよ。
いくら節電って言ったって、大阪の夏は厳しいのだから、扇風機じゃとてもいられない。
せめてベッドに入る前くらいは部屋の中を冷やしておきたいし。
もっと、静かでゆっくり子育てができるところを見つけてね。
お願い。
昨日始めて見た卵は、産み落とされてから数日が経っているのかもしれない。
だいたい鳩のたまごは、孵化20日,巣立ちまで40日くらいとか書かれていました。
ちゃんと巣立ってね。
迷惑だけれど、すごく楽しみでもあります。

雨?