選手宣誓

hitto2012-03-22

春の選抜高校野球が昨日から始まっています。
開会式の司会、君が代の歌声、選手宣誓といつにもまして感動してしまいました。
開幕式の選手宣誓は東日本大震災の被災地、石巻工(宮城)阿部翔人主将で、短い言葉のメッセージは被災地の思いを伝えたものでした。
自らも被災したという経験を持ちながら、はっきりとした口調で、一つ一つの言葉に思いを込めていました。


一年たって、今一度教えられたという気持ちになりました。
涙を拭い、宣誓の言葉に励まされた人、感動した様子がニュースにも流れ、微力ながら声援を送りたいと思いました。
仕事から帰ってきた夫も私と同じように選手宣誓に感動したと、「絶対石巻工を応援する」と言っていました。
特に前半の言葉には胸がつまります。


●選手宣誓の言葉
宣誓
東日本大震災から1年、日本は復興の真最中です。被災をされた方々の中には、苦しくて、心の整理がつかず、今も当時のことや、亡くなられた方を忘れられず、悲しみにくれている方がたくさんいます。
人は誰でも、答えのない悲しみを受け入れることは苦しくてつらいことです。
しかし、日本がひとつになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして笑顔を。見せましょう、日本の底力、絆を。
 我々、高校球児ができること、それは、全力で戦いぬき、最後まであきらめないことです。
今、野球ができることに感謝し、全身全霊で、正々堂々とプレーすることを誓います。
平成24年3月21日
選手代表 宮城県石巻工業高等学校 野球部主将 阿部翔人