「うた魂♪(うたたま)」2008年

hitto2012-05-19

うた魂♪(うたたま)」2008年
期待していなかったからだろうか、いえそんなことはない、若いっていいなあと思ったし、クライマックスのスタンディングオベーションには熱くなって涙が出たし、すごく面白かった。
本当にあったお話しなの?脚本が面白い、それぞれのキャラクターも生かされていて、とても良くまとまったと思いました。


最初のシーン・・ここは何処だろう、あの風力発電の風車が並んでいる海辺、そうか・・舞台は北海道なのか・・と、つくづく嬉しくなる。


純朴で天然な女子高生役の夏帆さんは、どこかにいそうで凄く親しみが持てました。
ゴリさんの高校生役には驚いたけれど、始めはギャグだと思っていたから全然違和感なく観られました。最後にくる頃には、大真面目に歌う姿がカッコ良くて、輝いていました。


序盤があまりに可笑しくてオーバーリアクションだったから、ギャグでずっと進むのかと思っていたら、そうでもなかった。


自尊心が傷つけられ落ち込むところは、いかにも高校生に有りがちな自意識過剰で・・いや中高年だって誰だって外見を笑われたら傷つくのだし、本人の誤解だとは知りつつも素直に主役のかすみちゃんに感情移入することができました。
恥ずかしくて顔から火が出るような体験は、結構しつこく記憶に残るものだと思います。
小学生の頃のフニクラに対するような、謝って済むものなら謝りたい友が私には何人もいたりする。私は、どう見てもいじめっ子の方だったか。
じゃれ合っているだけなんだと思っても、安易に嫌なあだ名を付けられて、子供は傷つく。
今時の子供のほうが、可愛い可愛いで育った分、傷つきやすいかなと思う。


間寛平さんがお父さん役だと思ったら、お爺ちゃんだった・・ショック。
元気すぎるやろ?と観ていたら殆ど目立ったところもなく、おとなしめに役にはまっていました。


薬師丸ひろ子さんは気の弱い産休代理教師役で、キッパリした感じをすっかり抑えていて、すこし勿体無い気がしました。
ストリートライブの時は帽子で顔を隠しても薬師丸さんとバレバレ、ゴリさんの憧れの人だったという驚きをもっとオーバーに見せてくれたら良かったけれど、脇役に徹した感じでありました。


観終わって、合唱っていいなあ、合唱したいなあと、本気で思いました。


あれもこれもと、好奇心だけは頭の中で渦巻くのだけれど、どれもこれも行動が伴わない私・・中途半端以前の問題だと呆れてしまう。
自由といっても籠の中の自由、籠を壊す勇気と肝心の体力がないしなあ・・臆病なのもあるし、面倒なのもある・・いったいどうしろと言うのだ、自分。


さあ、気分が落ちそうなので、持ち上げよう。


今夜、いよいよ女子バレー、ペルーと対戦です。
代表選手12名が発表になりました。
栗原選手、大友選手、井上選手が惜しくも外れてしまいましたが、真鍋監督の「1位通過のための12人」という言葉を信じて応援しましょう。

http://worldvolleyball.jp/news/20120518.html
日本!頑張れ!