真央ちゃんの引退

hitto2013-04-15

新聞休刊日、朝からパソコンを開いている極上の身分。
今日は東京ディズニーランド30周年とかで、パレードに集まる人人人を映し出しているテレビ。
新学期が始まっているというのに何処から人々がやって来ているのだろうか。

そう言えばフィギュアの国別も満員でした。
何だかんだ言っても日本の経済状況は、大方恵まれている国民であるのは間違いない。


大盛況だったフィギュアの余韻は、楽しくて寂しくて切なくて、まるで甘酸っぱい失恋の歌でも聴いていたかのよう。

女子のフリー、演技ではない部分の浅田選手の表情を見ていて、グッと胸に迫ってくるものがあったのは、客観性を失いほとんど身内の感覚にあったからだ。
あることないことの憶測が頭の中を駆け巡り、それでも最後まで滑り切ったという安堵する姿に「頑張ったね」と拍手を送りたいです。
若い女の子にはいろいろあるのだから、良い日も悪い日もあって当たり前、力の限り仲間の応援に声を張り、いつもとは違う力配分で競技に挑んだはず。
演技に必死だったのが痛いほど分かったし、大勢の人の花の数に応えることの難しさは本人が一番感じていると思うのです。

健気にその思いをひとつひとつ拾い上げる姿。
次の演技者に対する配慮もひっくるめて黙々と自分だけの胸に押し込めているようでした。


浅田選手にも引退という文字が現実のものとして迫ってきています・・すこし冷静になればソチに行ってメダル獲得という夢が叶えば当然そうなることも予想できるでしょうから、随分前からその思いでいたのは、引退宣言をしている他の選手と同じで、オリンピックに臨みたいという覚悟の表れだと思いました。

ファンにとってのこの一年も、選手とともにある集大成にならざるを得ない。
オリンピックとはそういう区切りの場に相応しい大会であること・・だけど、これほど胸に刺さった矢のごとき切実に感じるのでは、その後の空虚な自分に思いやられる。

しかも一度にトップアスリートが競技のリンクからいなくなるなんて、寂し過ぎます。
挙ってアイスショーなんか催したりして、それはそれでいいかな。

釣りバカ日誌」で活躍した俳優のスーさんこと、三國連太郎さんが死去したことを今さっき知りました。

三国連太郎さんが凄い俳優さんだと思ったのは、緒方拳さんと共演の 「復讐するは我にあり」1979年作品を観てから。
御冥福をお祈りいたします。