男子バレー、お疲れ様でした!

hitto2012-06-11

ロンドン五輪最終予選、男子バレーの試合が全て終了しました。
結果は、残念。

イラン戦の前に、オーストラリアが中国を3対0で破り五輪出場権を獲得して、全日本男子の2大会連続の五輪出場の可能性はなくなりました。

しかし、昨日の試合は両チーム気迫のある闘いぶりで、選手たちは力を出し切ったと思います。
それでも力及ばなかったという悔しさや、オリンピックに行けないんだという寂しさが、気持ちの中に渦巻いていると思います。


五輪出場権を逃し、日本もイランも同じ気持ちだったはずです。
イランは去年頃から、ほんとに強くなりました。
力の差は紙一重という気がしましたが、詰めの余裕はイランの方にあったなと思いました。


それに前日のイランは、セルビアとの試合で素晴らしい粘りをみせ、1セット目28-30と2セット目28-30という接戦を繰り広げ、挙句敗退という余程大きな悔いを残していたと思います。
それが逆に自信となり日本戦では常に落ち着いてプレーしていた気がしました。
日本も素晴らしい粘りを見せてくれましたが、パターン化されたイランの攻撃を何故か封じ切れなかった。
2セット目、2ポイントリード勝利まであと2ポイントというところから、ジュースに持ち込まれ、日本のブロックはかすりもしませんでした。
全体的にイラン戦ではブロックが不調でした。


それだけ相手チームのエースが上手かったとも言えますが・・土壇場に安定したスパイクを入れていたのは清水選手。
終戦を通じて徐々に頭角を現し、後半調子を取り戻していました。
ジュースに追い込まれる前に日本が勝利していたら、3セット目はもっと余裕のある展開で勝利の道が開かれていたかもしれない。
〜していたら、とは考えてみたところでどうしようもなく、キリがありませんでした。



イランに勝っていたら気持ちは全然違ったものになっていて、中国戦ばかりを悔やむことになっていたと思いますが、イランに負けて終わったということは、日本男子バレーに留めの大きな試練を与えたということかもしれないです。

リオに向けて若手が育ってくれるといいです。
体格、パワーも徐々に世界に追い付いてきたと私は思いますが、バレー人気がどんどん下がってくるようで、それが心配。
後は、作戦かな?
アナリストたちはプレーを見ながらのデーターバレーを実現させたけれど、ipadの分析された情報を閲覧しながらの作戦は、後手後手という気がしてなりません。
調子とか試合運びは勘によるものが大きいだろうと思ったりもします。
そして、バレーもサッカーや他のスポーツのように、海外に揉まれてくる選手が何人かいてもいいかもしれません。
監督交替があるのなら、海外から有能な監督を呼ぶというのも一度はやってみたらいいのにと思います。


きっとこの試練を乗り越えて、4年後にもっともっと強くなっていると信じています。
ただ、これを機に引退という選手がいるということ。
本当にお疲れ様でした、そして感動をありがとうございましたと言いたいです。
家族に疎まれながらも、私は観戦している時間ずっと幸せな気持ちでしたし、時にはすったもんだと気勢を上げたりと、ずっと楽しませて戴きました。
男子バレー、選手とスタッフの皆様お疲れ様でした。


昨日の試合結果
セルビア 3 (25-14 25-13 25-23) 0 ベネズエラ
中国 0 (12-25 20-25 13-25) 3 オーストラリア
韓国 3 (15-25 25-18 19-25 25-16 15-12) 2 プエルトリコ
日本 0 (22-25 33-35 22-25) 3 イラン