GPアメリカ ワグナー選手優勝!

hitto2012-10-22

朝の室温は20、2度。
少し身体を動かすくらいで汗ばむ。
こんな秋晴れの日は出かけないと勿体ないような気になるし、部屋でパソコンに向かうことが後ろめたい気分になる。



2週間ぶりか、3週間ぶりか、日曜日に長女が帰ってきて
「お母さんは、いいね。昼間からフィギュアに夢中になれて・・」と言うので
「長い間の家族のシガラミから解放されたってことでしょう。これは、お母さんへのご褒美みたいなもの」と、言ってやった。



そうは言っても今だって、お爺ちゃんのお世話もあるし、夕飯は4人前準備しておく。
マンネリ化はしているものの、時間のやりくりを考えつつ好きなことに時間を使う自由を楽しむことができるようになったと、今になってやっと思える。

それまでは、ずっと時間を持て余していて(今もそうだが・・なんて贅沢な悩みかと思う)趣味を楽しむ以前に虚しさばかり感じていたから、自分がどうしたいのか、どう考えたらいいのか、持て余すほどの時間があるのに気持は比例して焦っていた。

忙しい時間の中では、自分の時間が少し出来ると両手広げて「自由だ!自由だ!」と叫んで喜んでいたのが、遂この前のように思う。

その時の自分と同じ自分なら、今は夢のような暮らしであるはず・・・しかし、時間を手にしてしまうと何とつまらないことかと、たっぷりとあった時間の無駄使いをして日に何度も後悔をしている。


それにしても、私の自由時間の優先順位は相変わらず下の方にあって、間にあるものがひとつふたつ減っていったというのが今の状況だと思う。
本当にひとりになってしまった時に、納得できるような生活ができればいい・・今は徐々に慣らされている気がします。
前置きが長すぎ!

さて、フィギュアGPシリーズ スケートアメリカ
女子フリーの観戦が終わりました。


昨日の日本男子メダル独占からうって変り、女子の方はアメリカ勢が1、2、フィニッシュ!
強かったです。

ワグナー選手はGPシリーズアメリカ大会に初出場、初優勝なるか?!
って、ところが大会の見どころだったようで、昨年の全米チャンピオンの自信からくる貫禄が充分に感じられました。
そしてそれを実行してしまえる度胸と実力が備わっていることに凄さを感じました。

力強く手を広げる素振りは、昨年の「ブラックスワン」のイメージそのままという感じで、場内を圧倒して盛り上げてしまう。
コストナー選手がいない大会は、私を置いてトップはいないわ」って、強気の声が聞こえそうで、コスチュームもショート・フリー共に凝っていました。
それが良く似合っているし、(真央ちゃん、大丈夫かな?うん、負けていない、負けていない)と、勝ってにライバル視していました。
手強い選手は他にも沢山いるのだけれど・・。


今回、ショートもフリーもばっちりノーミス演技をしたのが、2位のクリスティーナ・ガオ選手。
解説で何度かハーバード大というので、すっかり注目していました。
ショートは3T−3T成功で、もっと点数があってもいいくらいと思いました(ショート56,63点、フリー117,62点)
これも小塚選手の言う経験値が低いせいかと、評価は難しい。

しかしスタイルは抜群だし、スリムで手足が細くて長い。
演技は慎重で丁寧、だから曲の流れに乗って最後まで惹き込まれてしまいました。


ロシアのソトニコワ選手も3位と頑張りました。
16歳にしてロシア大会3度の優勝、GPシリーズ初参加、浅田真央選手と同じ門下生、振り付けはタラソワさん、衣装も演技もセンスが良いというか、ロシアは独特な上質なものという先入観が働いてしまう。

ジャンプのミスがあり、本人にとっては納得の演技ではなかったですが、それでもショート58,93点とフリー110,03点は立派。
完璧になったら恐ろしい。


今井遥選手も自己ベスト更新で5位に浮上、ジャンプがもっと安定したなら上位へ行ける選手、浅田真央選手に雰囲気が近い感じがするのですが、勿論その上を目指して頑張ってほしい。


1位 アシュリー・ワグナー 米国 188.37
2位 クリスティーナ・ガオ 米国 174.25
3位 アデリナ・ソトニコワ ロシア 168.96
4位 ヴァレンティーナ・マルケイ イタリア 158.79
5位 今井遥         157.72
6位 マエ=ベレニス・メイテ フランス 155.95
7位 アリーナ・レオノワ ロシア 153.49
8位 ヴィクトリア・ヘルゲソン スウェーデン 144.85
9位 レイチェル・フラット 米国 136.09
10位 ザラ・ヘッケン ドイツ 134.09