GPシリーズ第6戦(NHK杯)ショート

hitto2012-11-24

GPシリーズ第6戦、NHK杯
アイスダンスと男女Sショートプログラム終了。


久しぶりにアイスダンスの演技が観られました。
今季は楽しいプログラムが多く、息の合ったツイズルとか素人の見た目にはどのチームも素敵で、採点基準は難しいものなんだろうなと思ったり。
渋谷兄妹の演技が完璧と思っていたら、メリル・デービス組はその上を行く一心同体のスピンを見せていて、圧巻!
スピードとか違うんだろうなあ。



ショート男子、日本男子の二人が頑張りました。

高橋選手の4回転がお手付きになってしまい残念、高橋選手がジャンプノーミスで演じたら、採点はどうなってしまうのだろう・・・と、そこが一番知りたいというか、観てみたいと思いました。


ショートの選曲は、どちらかと言うと羽生選手の方が盛り上がる気がする。
ジャンプを決めたからこその陶酔、高橋選手が決めると更にもう一段上り詰めるのだろうか・・ファイナルに持ち越しです。


一番滑走のロシアのセルゲイ・ボロノフ選手、4−1のコンビになってしまったけれど、勢いのあるクワドを最初から観られて興奮しました。
男子全選手がショートからクワドに挑んでくるのかと、ワクワクドキドキ。
モロゾフコーチが付き添っていて、NHK杯はコーチのモロゾフ対オーサーとなりそうな予感がして火花がバチバチ・・て、変な邪推を起こしてしまう愚かな私。
(4−3、3A、3)が、4−1、3A、3と最後の3ループがお手付きになってしまい70.03点。



カナダのアンドレイ・ロゴジン選手、19歳とまだ若い!ですが、落ち着いた雰囲気です。
(4S、3A、3F−3T)が4回転転倒、3A、コンビネーションの後のほうが2回転になってしまいました。
減点1で、67.70点。
羽生選手もそうだけれど、ロゴジン選手もドーナツスピンが早いし柔らかい。若いってことかな。



次が村上大介選手、右肩の調子が悪い時に始めの4回転転倒で更に悪化させたようで、とても辛そうな顔をしていました。
棄権も止むを得ないと思って心配して観ていたら、まだ演技を続けるって、どんな根性?と、画面に釘付け・・・ああ・・やはり無理だよ・・しっかり直すのが先決。
この試合に賭けるものはそんなに大きなもの?目指すのはソチ、日本選手権も頑張らないと・・です。



スペインのハビエル・フェルナンデス選手。
ジャンプは(4、3A、3−3)ノーミスでした。
高い4回転ジャンプはピカイチでした、軽々と飛んでいるように見えました。
これは後の選手はプレッシャーだなあと思いましたが、その後に羽生君。
同じ師弟関係にあって落ち着いて見えました。
オーサーコーチは羽生選手に付き添って送り出していましたから、大忙し。
しかし、アメリカ大会を越えるのは至難の業です、が、今回も完璧(4、3A、3−3)と、期待通り。
ほぼジャンプ構成はフェルナンデス選手と同格。
それに加えて羽生選手の柔軟性は、今のところ男子ではトップにいると思います。
スピンは女子の選手のようにしなやかだし、スピードがある分惹きつけられます。
ステップは男らしくカッコいい!
この調子でフリーも頑張ってほしいです。



そして高橋大輔選手、貫禄というかオーラというか、あれだけ神演技をみせられた後での演技では緊張してしまうと思うのですが、メンタル面は別格。
4回転のお手付きが残念でしたが、その他は流石と唸るほど素敵でした。
高橋選手の場合、少しも休まず手も足も難しいことを簡単そうにやってのける。
87.47点。シーズンベスト!
羽生選手と7.85点差で、挽回して3連覇できる範囲。
どっちが勝っても嬉しいので、落ち着いてベストの演技ができますように。

さて女子はというと、浅田真央選手がショートはダントツのトップ。
今季の選曲は浅田選手にピッタリのプログラムで、ショートもフリーも余すところなく真央ちゃんの良い面が出ていて、本当に感謝したくなります。
楽しいし、愛らしいし、可憐だし、キレイ!
鈴木選手も3−3が決まり良かったのですが、2つ目のジャンプのミスが痛かった。
それでも観客を惹きつける力のある選手、フリーも楽しみです。


女子のショートは2位以下に大差がないので、フリーの演技次第です。
鈴木選手も落ち着いて演じられたなら逆転できるでしょう。
最後の最後まで目が離せません。



【男子】
1位 羽生結弦 95.32
2位 高橋大輔 87.47
3位 ハビエル・フェルナンデス(スペイン) 86.23
4位 ロス・マイナー (米国) 72.40
5位 ケビン・レイノルズ (カナダ) 70.20
6位 リチャード・ドーンブッシュ(米国) 70.05
7位 セルゲイ・ボロノフ(ロシア) 70.03
8位 アダム・リッポン(米国) 67.89
9位 アンドレイ・ロゴジン(カナダ) 67.70
村上大介 途中棄権
【女子】
1位 浅田真央 67.95
2位 長洲未来(米国) 61.18
3位 李子君 (中国) 59.62
4位 クセニア・マカロワ(ロシア) 58.93
5位 鈴木明子 58.60
6位 エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア) 57.50
7位 アグネス・ザワツキー(米国) 55.02
8位 ソフィア・ビリュコワ(ロシア) 49.31
9位 今井遥 48.10
アイスダンス
1位 メリル・デービスチャーリー・ホワイト (米国) 69.86
2位 マイア・シブタニアレックス・シブタニ (米国) 60.84
3位 エレーナ・イリニフ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) 59.96
4位 ニコル・オーフォード/トーマス・ウィリアムズ(カナダ) 49.76
5位 キャシー・リードクリス・リード 48.33
6位 ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(英国) 46.72
7位 黄欣トン/鄭迅 (中国) 45.99
8位 于小洋/王晨 (中国) 40.92