まとめ

hitto2013-03-01

今日は曇りのち雨と、なるらしい。お爺ちゃんはデイに出掛けているので一遊び、帰ってくるまで雨が持ちますように。
風は冬のそれと違って、春を呼ぶ菜の花や梅の香りを含んでいるような、温かみのある風が吹いています。
来週あたり一気に咲きほころぶかもしれない。

3枚目のカレンダーも春の花・・月日の流れが早く、付いていくのがやっとです。



今年も2か月が過ぎ、書き留めておこうと思っていた観たもの読んだもの聞いたもの、感動したもののうち、幾つも幾つもそのままになってしまい、今日はまとめて簡単に記録しておこうと思いました。
さてさて長くなりそう・・

今年に入ってから観た映画(ブログに書いたもの以外の作品)


●「アンネの追憶」2009年イタリア映画
なんとアメリカでもなくドイツでもなく、イタリア映画だったとは・・ドイツ語であるべきなのだけれど、ナチスもみんな英語でしたね。
追憶ということで、アンネの日記が書かれた後の部分で、父親や友人の証言に基づいているのか、想像で描かれたものを多分に含んでいるのか、今は調べる気力がないので、映画を観たという備忘録のために残すことにします。
誕生日のプレゼントに手渡された日記帖とペンと筆箱、書くことが大好きだった少女の満面の笑顔、美しい。幸福だった日々があの恐ろしい戦争によって徐々に徐々に追い詰められて、強制収容所へ。この残虐な殺戮と結末を知っているので観るのは躊躇われたけれど、次男が借りてきたDVDなので、目を背けずに鑑賞できました。重い。



●「あしたのジョー」 2011年2月
山下智久さん、 伊勢谷友介さん、熱演。丹下段平役の香川照之さんも良い味を出していました。
震災前に、興味本位で観に行きたいなと思っていた作品。
思った以上に忠実ではあったものの、何か物足りない・・そうか、記憶していたエピソードのいくつもが抜け落ちているんだ、それも当たり前映画なのだから仕方がない。やはり面白かった。



●「ツレがうつになりまして。」2011年・日本
宮崎あおいさん、 堺雅人さんのゴールデンコンビ。
深刻な病の「鬱」が時にコミカルに表現していたように見えたけれど、実際にはどうだったのだろうかと察するあまり、構えて観ていました。なってみなければわからない、なった時に考えてみるしかないが、映画のように前向きでありたい。



●「ジュリエットからの手紙」2010年アメリカ映画
悲恋成らぬ、2組のハッピーエンド。単純に楽しめる作品でした。



●「星守る犬」2011年・日本
西田敏行さん、玉山鉄二さん。
西やんの演技は言うまでもなく、玉山さんの優しさに解かされる内容になっている・・しかし、何をおいてもハッピー(犬)の健気さが胸につまる。
西やんの生き方(映画の筋)には救いがないので、同意することはできないけれど、こうはならないように強くありたいと思う。



●「るろうに剣心」2012年
言わずと知れた「るろうに剣心」ですが、子供たちが夢中になっている傍から無関心を装う母なので、アニメ、マンガ本、一切知らず。それが幸いしてか映画は好印象。
ここでも香川照之さんが重要な役回りで出演。主演は佐藤健さん。
身のこなしが軽く、流石。
昔でいうところのチャンバラよりも、最近観る時代劇の方がずっとスケールが大きく迫力があり素晴らしい。
これが世界に配信されると、益々侍人気が高まると思います。
カッコ良過ぎて惚れ惚れ。



●「おじいさんと草原の学校」2010年イギリス映画
イギリスの植民地支配から独立したケニア、政府の無償教育制度で子供たちに混じり84歳の老人が言葉を覚えたい一心で通い始める。
向上心の強さを見せつけられると、周囲は心を揺さぶられ例えようのない感動をするものだと感じた作品。
いろんな人に見てもらいたい作品。特に学校関係者。



●「あなたに降る夢」1994年アメリカ映画
アクション無しのニコラス・ケイジ主演。宝くじ当選の感激と悲劇とが交差する作品。
最後のサプライズが見どころ。面白かった。



●「50/50 フィフティ・フィフティ 」2011年アメリカ映画
ガンに侵される主人公。ガンと知り、主人公に関わる友人恋人の思いがあまりに現実的で困惑する様子が手に取るように理解できる。
励まし行動することの辛さなど、見えない部分の苦悩が主人公の若者もそうだけれど、回りにいる人間にとっても言葉に言い尽くせない辛いことが多い。
病を克服する結末に、幸多かれと思わずにはいられない。



●「天国からのエール」2011年・日本
こちらは助からない。
沖縄で実際にあったお話。阿部寛さん主演。
高校生バンドの練習場を私費で提供する主人公。
温かみのある沖縄弁が心地良い。
子供の成長も、大人のこうした思いが伝わると、固い信頼関係が築けるのだと思う。
亡くなった人への思いは、生きている人に対する思いよりも強く確かなもので、真っすぐ正直なものになると思います。


おまけ
●「メイドインジャパン」NHKドラマ
如何にも有りそうな社会現象。
企業が倒産する時というのは、どれほどの人間に影響があるのか・・ひとつひとつがドラマ。
会社の存続を賭け集められた7人の個性が光っていて面白かった。
最終的には日本人の持つ特性が描かれ、確かな技術と、緻密な生産努力と、企業経営が見事だと思わされ、危うい部分はあるけれど結局は「日本凄い!」という感想で締められた。
大手メーカーともなると、経営者と技術者の囲いは別で、向いている方向が全く違うので、こうしてドラマ化されるとフィクションでも納得させられることが多く、実に面白い。
世界中の何処にも日本人がいると思うが、同時に彼らがとても誇らしいと思う気持ちになるし、無条件で信用してしまう、単純な私です。