映画3本、感想

hitto2013-10-05

今日の予報は雨だけれど、道路は乾いているし殆ど降っていません。青空が少ないのでそのうち降るのかも。
夫君が土曜会議で出掛けているので、帰って来るまで降らなければいいなあ。



スポーツ記事は毎日賑やかに日本選手の活躍が報じられています。
体操の内村航平選手は世界選手権4連覇で王者の貫録。
国民栄誉賞と言う声が聞こえてきそうですね。
初出場の加藤選手も銀メダルだって凄いことです。
日本選手がワンツーフィニッシュ!
しかも、若い17歳の白井健三選手が後に続いていますし、新技の「後方伸身宙返り4回ひねり」を決め、「シライ」と命名されるということも名誉なことです。
おめでとう!男子体操の面々。


そして、各地の大会でフィギュアスケート選手も頑張っているし、ソチまでずっと目が離せません。
いよいよ始まります。地上波に載るのは今日の「ジャパンオープン」会場・埼玉、から。

日本の出場選手は、浅田真央 村上佳菜子 高橋大輔 小塚崇彦
の4人。
みんな体調も調子も良さそうなので、ワクワクします。


ネーベルホルン杯安藤美姫の復帰戦、男子は織田信成選手が自己ベストで2連覇、ショートの4回転完璧、フリーでは綺麗に4T+3Tを決めています・・すごいね。

高橋成美木原龍一ペアも感動しました、ロンバルディア杯ではあそこまで纏めていたとは思いもしませんでした。
ソチ五輪には間に合わないと思っていたけれど団体戦には出場できるのかな。
そして、近畿大会でも町田樹選手が4T+3Tを決めたようです。
男子女子とも3枠じゃ足りないくらいです。


ここからはマット・デイモンの映画の感想、先週から数えて3本鑑賞。
観た順じゃないけれど、作品の古い順から
レインメーカー」1997年
「ディパーテット」2006年
ボーン・アルティメイタム」2007年



マット・デイモンの出演作品はあまり観ていないけれど、記憶に残っているのはロビン・ウィリアムズとの共演「グッド・ウィル・ハンティング」1997年
その頃はまだアクションスターになるなんて思ってもいなかった。
知的なイメージが強く純粋で良い人っぽかったから、どうしても筋肉モリモリからは掛け離れてしまって・・私のイメージ。


まず、「レインメーカー
レインメーカー』(原題:The Rainmaker)は、1997年に製作されたアメリカ映画。フランシス・フォード・コッポラ監督作品。ジョン・グリシャムの小説『原告側弁護人』を映画化。
タイトルの「レインメーカー」は、金を雨に例え、雨が降るように大金を稼ぐ弁護士を意味している。
弁護士志望のルディは、ブルーザーの弁護士事務所に雇われ、白血病患者への保険金の支払いをめぐり大手保険会社と法廷で争いながら将来の進路を考え始める。byういき


イメージ通りの弁護士役。新米弁護士だったけれど、インチキ臭い雇い主とまだ司法試験に合格できない相棒デック、そして始めての法廷へ。
予想外に面白かった。
意外な展開も有り、最後まで惹き込まれて観ていました。
ルディの片腕となるデックの存在が可笑しいやら、時に逞しいやら、頼りないやら。
弁護士という仕事の裏側まで、弁護士以上に何でも知っているという感じで、新米弁護士ルディに教えていくのですが、ルディは正義感を持った純粋さを前面に、悪徳保険会社の弁護団をやっつける。
気分爽快でした。

病院で女性と知り合い、何となく恋に落ちる・・その女性は夫の暴力に悩まされていて、その暴力が元で病院に来ていたのでした。
ルディは、家族とあまり上手くいっていない大家の老婦人に頼み、女性をかくまうのですが、突然夫なる男性が訪ねてきて、遂にはその暴力亭主を殺害してしまう・・後になって正当防衛が認められハッピーエンドとなるのですが。
ルディは、裁判に勝ってそれっきり弁護士を辞めてしまう。
いろんな意味で覚悟がないと、やり続けるって大変なことです。メンタル強くなくちゃね。




次の作品「ディパーテット」
警察に潜入したマフィアの男とマフィアに潜入した警察官の数奇な運命を描いたサスペンス映画。それぞれの任務を遂行するために互いの組織への潜入を試みるというストーリーはオリジナルにほぼ忠実であるが、物語の舞台となるアメリカ合衆国の独自色を強めることを目的としてアイリッシュ・マフィアやFBIが登場している。
本家の『インファナル・アフェア』は香港の闇社会と仏教観念を題材にしているのに対して本作品は、本家の“暗黒街”のモチーフを保ちつつボストンを舞台にアメリカ北東部という土地に根付いた話に造り替えられている。
また、オリジナルでは第1作目を主軸に物語が展開されているが、本作では登場人物を増やしたり結末を異なるものにしたりと本家とは多少異なる作品に仕上がった。
本編ではFBIと警察との対立を描きつつも、アイルランドアメリカ人が抱える人種問題にもスポットを当てた。

本作によって「無冠の名監督」と呼ばれていたスコセッシ監督がアカデミー監督賞を受賞した。byういき


これは先週録画したので、CM飛ばして鑑賞。
有名な作品なので、返って観る機会がなかったです。
トニー・レオンアンディ・ラウ、香港の男前二人の出演作品「インファナル・アフェア」のリメイク版。
リメイクされると結構失敗作が多かったりするのですが、これはヒットしたんですね。
日本では1月にスペシャルドラマとして「インファナル・アフェア」をリメイクしたテレビ放送がありました。
西島秀俊さんと香川照之さんのW主演「ダブルフェイス」がやっていましたが、私は(潜入捜査編)だけ観ています。
後半の偽装警察編も観たかったなあ・・なので、ネットで粗筋だけは掴めましたが、この本家の香港映画とアメリカ、そして日本のお終いの部分がそれぞれ違っているようで、なかなか興味深いです。お国柄かな。
インファナル・アフェア」の方は昔観た記憶はあるのですが、当時映画に入り込んでいけなかったということかな。
私は分かりやすくてアメリカ版も良かったと思いますが、映画を観ながら西島・香川コンビが目に焼き付いてしまっているのも事実で、何処かで比べているような、故に細かな感情表現は日本の方が良く、丁寧だし感情移入し易かったです。


アメリカ版はクールで、主役がレオナルド・ディカプリオマット・デイモンで、おまけにジャック・ニコルソンがいて、キャストが強烈なので流れが雑に感じて少し物足りなかった。
何が?は、巧く言えないけれど、キャストのイメージ先行で、追い込まれている姿とか観ても、危機感が充分に感じ取れなかった。
結末もあっけなく如何にもアメリカ版、簡単に闇に葬られた感じがしました。
それでも、この映画は筋が面白く、合わせ鏡のように二人の心理状態が似通っていて、最後までわくわくしながら観ていられました。



次の作品「ボーン・アルティメイタム」2007年
ボーン・アルティメイタム』(The Bourne Ultimatum)は、2007年のアメリカ映画。記憶を失った暗殺者ジェイソン・ボーン(Jason Bourne)を主人公としたサスペンス・アクション映画『ボーン』シリーズの3作目である。原作はロバート・ラドラムの『最後の暗殺者』。なお、題名のアルティメイタムとは最後通牒のこと。
アメリカでは2007年7月25日にプレミア上映されたのち、8月3日に3660館で公開され、週末興行成績で初登場1位になった。日本では同年11月10日に日劇1ほかで公開された。
第80回アカデミー賞では、編集賞、録音賞、音響効果賞を受賞。
時間軸は、前作ボーン・スプレマシーに前後する。
CIAの「トレッド・ストーン(踏み石)作戦」によって作られた人間兵器ジェイソン・ボーンは、ある任務がきっかけで正気を取り戻しCIAを離反した。これにより「トレッド・ストーン作戦」は放棄されたが、イギリスの新聞記者サイモン・ロスがこの作戦の内容を世間に暴露しようとする。ボーンはロスに接触を試みるがロスはCIAに暗殺される。ボーンがロスの死の直前に聞いたのは「トレッド・ストーン作戦」の発展版「ブラック・プライヤー(黒薔薇)作戦」が進行中という情報だった。そしてボーンは、またしてもCIAに追われ命を狙われる。ボーンは、自分を追う者の正体と自分が誰であるかを捜し求めるうちに、全ての真相が明らかになる。byういき


これぞアクション、最初のうちはわけが分からないが、スピード感があって最高に面白かった。
マット・デイモンはアクションスターでしょう、と判で押したような映画でした。

スリル満載で、暴力的で、息つく暇がないほど、危機一髪という場面が何度あったか・・なのに風景も最高。
推理しながらこの映画に付いていくのがやっとでした。
観たマット・デイモン出演作品の中では一番かもしれない。

こんな人生があるのかと現実味には欠けるけれど、知らない世界が多いのだから、あったとしたら何とも恐ろしい。
前作の潜入捜査よりずっと残酷な物語。

最後にテレビのニュースを観ながら女性が微笑む場面、それが逃げ切ったという快感になって、後味も良く映画を楽しめました。


キリが良く、夫君が帰ってきました。