大数学者 関孝和

hitto2013-06-28

今日は晴れ。
階段の明かりとりの小窓から心地良い風が入ってきます。
今日は山(生駒山)から市内へ向け風が抜けて行く・・東から西へ、涼しくて結構けだらけ。


今朝のNHK BSプレミアム「歴史館」再放送 大数学者 関孝和・世界水準の謎・・が、大変面白かったです。


最近は総合の朝ドラを観ず、BS放送の方で朝ドラを観てそのまま時計代りに、新聞などを読みながらパンをかじりながらの、ながら観です。

火野正平さんの「こころ旅」も楽しく観させてもらっています。
今は岐阜のどの辺りを走っているのか分からないけれど、其処に住む人たちと火野さんとのふれあいや、紹介されたお手紙のとっておきの場所がどんなところなのか楽しみだったり、鶴瓶さんとはまた違った人懐っこい人柄で好感がもてます。
どちらも自然体だからかな。
演技じゃないお喋りが特に面白いです。

それに自転車っていうのがいい、雨の日も風の日も暑い日も寒い日も一生懸命に坂を自転車で漕いで行くので、ずっと応援したくなります。
ガンバレ!

もとい・・その「歴史館」という番組、数学者、関孝和さんと聞いてもさっぱりな私ですが、何という知る人ぞ知るお偉いお方。
こんな天才数学者が江戸時代にいたなんて知らなかった・・驚きを通り越して新聞を見るのを止め画面に見入ってしまいました。

公務であった田畑の面積やあらゆる実務の検算検算と日々は追われ、計算能力に飛び抜けた人だったというのなら、そこまでのことだけれど。

独学で計算の合理化を考え、工夫に工夫を積み重ねた数学が、現在にも通用するほどの高度なものだったとは。

スーパーコンピューター「京」の最先端の数学にも関孝和さんの功績がみられるとか、大凡円周率の計算方法も理解できない私の頭ではついていくのも無理というものなのですが。

しかし誰の教えも貰わずに円周率の10ケタとか、その弟子の建部賢弘さんは41ケタまでとか、あの時代を私は勝手に侮っていました。


江戸時代の数学ブーム、その問題の難解さ、僅か12歳の子の出題とやらにはビックリしてしまいました。
与えられた数式もなく自力で解いていくなんて、今でも考えられない。

サインコサインも全部忘れてしまっているし、それさえもなくどうやって解答を導き出していたのだろう。

数学に夢中になる人の頭脳はどれほどのものなのか、番組のコメンテーターか誰かが言っていたけれど、「凄い人でなければ、本当の凄さは分からない」って言葉がピンと当てはまるもので、実際の凄さは想像以上なのだろうということだけはわかります。


評判のドラマ「ガリレオ」には、いつも難解な数式を書きながら事件の解決をみるというものがあったけれど、あの数式だけに圧倒される。


実際には地道な努力の賜物にちがいないだろうし、数字のパターンを見つけ出す作業の気の遠くなるような時間を想像するだけでも もの凄い人だと思いました。


ウィキより
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%AD%9D%E5%92%8C


こういう人物にこそ焦点を当てて大河ドラマでもやってくれないだろうか。