映画三昧

hitto2010-06-20

オランダ 1−0 日本・・もの凄く惜しかった。
失点が1点なら上出来だとか、これって、結果だけ追う人には言ってほしくない。
オランダが強いのは誰でも知っているけれど、日本だって勝つチャンスがいくつもあったと思うから、尚くやしい。
カメルーンデンマークは2−1でデンマークが勝利。引き分けなんかいらない。
日本、がんばれ!



まとめて、最近観た映画のことをブツブツと・・忘れる前に。
長くなるので、先にクイズの答え。


読売新聞 日曜版
クロスワードの答え・・・・・ダイドウミャク(大動脈)
数独の答え・・・・・1+5=6・・・6

「Queen Victoria 至上の恋」1997年・イギリス
19世紀、イギリス。ヴィクトリア女王と、その従僕ジョン・ブラウンとの秘められた恋の物語を、英国演劇界の重鎮ジョン・マッデンが映画化。夫のアルバート公を失ってから、3年もの長きに渡り悲嘆に暮れる女王のもとに、馬の世話係としてブラウンが差し向けられた。ブラウンの忠誠と励ましによって女王の心は次第に和らぎ、いつしか彼は、女王にとってなくてはならない存在になっていった・・・。
<作品情報> 
(原題:MRS.BROWN)
〔製作〕サラ・カーティス
〔監督〕ジョン・マッデン
〔脚本〕ジェレミー・ブロック
〔撮影〕リチャード・グレートレックス
〔音楽〕スティーブン・ウォーベック
〔出演〕ジュディ・デンチビリー・コノリー、ジェフリー・パーマー ほか・・byNHK

「Queen Victoria 至上の恋」ヴィクトリア女王(在位1837〜1900)の秘められた恋というより、プラトニックを越えられない男女の友情、こんな場合にだけ成立するものかなと思う。相手はヴィクトリア女王様だもの、命をかけてお守りします・・という忠誠の心がブラウンの全てであって、自分の何もかもを捧げて女王を支えてきたというのが伝説になったのかな。
真実が書かれた(ブラウンの)日誌が行方不明になってしまったのは仕組まれたことかもしれない。
が、今も語り継がれるくらいだから女王にとても影響を与えた人物だったのだと思う。
それにしても英王室や女王を囲んでの食事風景など別世界のことを知る面白さがありました。
日本では龍馬が、1836年に生まれている。

一昨日のお昼、偶然観ていた映画、「花咲ける騎士道 」こちらは、分かりやすいギャグコメディ&ラブコメディか・・18世紀のフランスというのが面白い。
花咲ける騎士道 」 2003年・フランス FANFAN LA TULIPE
18世紀のフランス。強制結婚から逃走した恋多き騎士ファンファンは、占い師アドリーヌの「王女と結ばれる運命にある」という予言を信じて兵隊に志願する。実はアドリーヌは募兵官のめいで予言は偽りだったのだが…。名優ジェラール・フィリップ主演の往年の名作を、アクション映画「TAXi」シリーズの製作リュック・ベッソンと監督ジェラール・クラヴジックのコンビがリメイク。恋とアクション織りなす中世冒険ロマン。
<作品情報>
(原題:FANFAN LA TULIPE)
〔製作〕ミシェル・フェレール
〔製作・脚本〕リュック・ベッソン
〔監督〕ジェラール・クラヴジック
〔脚本〕ジャン・コスモ
〔撮影〕ジェラール・シモン
〔音楽〕アレクサンドル・アザリア
〔出演〕ヴァンサン・ペレーズペネロペ・クルス、エレーヌ・ドゥ・フジュロール ほか・・・byNHK

中世でのフランスの立ち位置が分からないが、(日本の)戦国時代のように、あちらこちらで領土を巡っての戦争が繰り返されていたのだろう。
映画ではフランスの間の抜けた騎士たちの行動が面白可笑しく描かれていたので、まるっきり戦禍の激しさや悲惨さはなかった。
どちらかと言えば、童話の世界という感じのハッピーエンドで決まるお話。
ファンファンの身の軽さが痛快で、アドリーヌがとても魅力的でした。
アドリーヌ役のペネロペ・クルス、最近では「それでも恋するバルセロナ」でスペイン人の画家の元妻役だったことに今ごろ気がつく。
バルセロナでも主役級の個性が光っていました。すると・・助演女優賞を受賞していることに、またしても今ごろ気がつきました。やはり、お顔の表情がいい。
調べると、少し前放送された「コレリ大尉のマンドリン 」にも出演していました。
こちらは、あまりちゃんと観ていない。

次も備忘録として。
ビューティフル・マインド」 2001年・アメリカ A BEAUTIFUL MIND
実在の数学者ジョン・フォーブス・ナッシュ・ジュニアの半生を、名匠ロン・ハワードが映画化。天才数学者の名を欲しいままにしてきたナッシュは、ある時、極秘任務を任された重圧から、極限の精神状態にまで追いつめられてしまう。自分を見失ってしまったナッシュが、妻や友人とともに闘い、ノーベル賞を受賞するまでの苦悩を描いた感動作。アカデミー作品賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞受賞。
<作品情報>
(原題:A BEAUTIFUL MIND)
〔製作〕ブライアン・グレイザー
〔製作・監督〕ロン・ハワード
〔原作〕シルビア・ネイサー
〔脚本〕アキバ・ゴールズマン
〔撮影〕ロジャー・ディーキンズ
〔音楽〕ジェームズ・ホーナー
〔出演〕ラッセル・クロウジェニファー・コネリーエド・ハリスポール・ベタニー ほか・・byNHK

ラッセルクロウの熱演に引き込まれました。
ジョン・ナッシュについては知らなかったが、何とかと紙一重というのは、こういうのを言うのかな。
お爺ちゃんのせん妄状態を見ていたので、幻覚の描き方としては巧かったと思う。
病気とはいえ、周囲の理解がなければノーベル賞とはいかなかったと思う。

アウトロー 」 1976年・アメリカ THE OUTLAW JOSEY WALES
南北戦争末期、北軍に妻子を殺された農夫ジョージーウェールズは、復しゅうを誓ってゲリラ隊に加わる。しかし、終戦となり無条件降伏した仲間は虐殺され、ジョージーは討伐隊や賞金稼ぎの殺し屋に追われる身となった。彼はひとり誰にも屈せずに抵抗を繰り返していく。殺された妻と子の復しゅうに生きる孤高のガンマンを46歳のクリント・イーストウッドが熱演し、監督としても人情味豊かにならず者を描いた異色西部劇。
<作品情報>
(原題:THE OUTLAW JOSEY WALES)
〔製作〕ロバート・デイリー
〔監督〕クリント・イーストウッド
〔原作〕フォレスト・カーター
〔脚本〕フィリップ・カウフマン,ソニア・チャーナス 
〔撮影〕ブルース・サーティース
〔音楽〕ジェリー・フィールディング
〔出演〕クリント・イーストウッド、チーフ・ダン・ジョージ、ソンドラ・ロック ・・byNHK

クリント・イーストウッドが最高にカッコいい!
家族を失い、復讐に燃えるガンマン。
心は傷つきながらも人を見る目は確か。
インディアンとか老女、女性に優しく・・心の触れ合うシーンもたくさんあって、ジョージーウェールズに惹かれていく。
正義の味方、早撃ちの名人という、単純なものではなく、心の痛みを共有するような流れに作られていて、さすが監督クリント・イーストウッドという思いでした。
これからも良い作品をどんどん制作してほしいと思いました。

次の映画・・
セックス・アンド・ザ・シティSex and the City」2008年アメリカ映画


大ヒットドラマの映画化。
ドラマを観ていたファンなら最高に楽しめるのだろうなと思う、ドラマを観ていなかった私にはどんなものか・・と、多少の気後れを感じながらも拝見。
なんといっても舞台はニューヨーク、しかもセレブな暮らし、憧れの土地それだけで嬉しいし観る価値のある作品でした。
マンションの造りも興味有り。
それにファッションが奇抜だけれど、堂々と着こなすところが小気味良い。
相手の男性陣は陰が薄く、興味を惹くようなタイプではなかったけれど・・というか、わざと?とも思うくらい。
幾つになってもときめいていたいな、と思わせてくれる。そのうちに旧友に会いたくなりました。
実生活では、頻繁に会う友達はなく、寂しいかなと思うけれど(ご近所の集いは頻繁ではあるけれど)
今の暮らしくらいが良いとも思うから、距離感は案外良いところで保たれている。

もとい、映画の感想は、元のサヤに納まるという筋には納得できないのですが、4人の女友達が恋にトキメキ、きらきらと輝き、観ている私はもう一人の友達になったような気分がして退屈しなかった。
私はセレブには程遠いけれど、女が3人、4人と集まるとケラケラと笑い転げてしまう感じは共感できて親しみを感じる。きっと多くの女性も共感していると思うのですが、それがなかなか難しいことだとも知っているのではないかな。
でも映画で観るこんな関係は大好きです。
悩みをスポンジのように吸い取り笑い飛ばしてくれそうな友だちって、セレブな生活よりもずっと価値ある財産なのだなと思います。