夢は夜ひらく

hitto2013-08-27

昨日はクーラーが要らなかった、何日振りになるのだろうか。

昨日に続き今日も朝からとても涼しく、今も清々しい風が部屋の中を通り抜けていきます。
只今の気温27度といったところか。
外では子どもたちが走り回って遊んでいます、夏休みも後少し。

銀行巡りと買い物を昨日のうちに済ませてしまい、今日は掃除のみに集中。
お爺ちゃんがデイへ行っている日は、掃除・買い物と(自分で)魔の火曜日と呼ぶのだけど、昨日外の用事を済ませたので今日は涼しさにも助けられ身体が楽です。


先週、藤圭子さんの訃報がニュースになって、やはり同世代の自分も衝撃を受けました。
詳しい情報は知る由もないけれど、更年期にある心の病という気はしていました。

傍からは、あんなにも恵まれた才能と美貌の持ち主でいて、生まれた娘が宇多田ヒカルさん、何ひとつ不自由のない暮らしが続けられているのだろうと思うものですが、病には勝てなかったのかと、つくづく残念でなりません。


心の病がどういうものか解らないけれど、私なりにその恐怖はいつも自分の近くにあるという気がしています。
実際、自殺にまで追い込まれた知り合いが、20歳の時、32歳の時、そして今年も一人が亡くなり、大きなショックを受けました。

残された者にとっても辛い試練が続きます。
まして身内の心情を思う時、掛ける言葉もみつかりません。

こういうことは傍から真実を追うことなどしないに限ります。
亡くなった人を思い、静かに想い出に更けるのが得策、女性週刊誌の無責任なタイトルに踊らされることはないようにしたいと思います。



東京に住む長男から、22日のお昼頃マンションの上空を何台ものヘリが迂回するのを目撃したらしく事件を「知ってる?」というメールが入りました。

子どもたちは宇多田ヒカルさん世代、当然その母親という存在に過ぎません。

ヒカルちゃんが鮮烈なデビューをした時にも何度か「藤圭子さんはねえ・・」と言って話したのですが、その時にも増して藤圭子さんがどんなにお茶の間の人気者だったかを伝えたかったです。


今思うと「新宿の女」も「圭子の夢は夜ひらく」も年齢に相応しくなく暗く内向きの歌でした。
それが藤圭子さんの売りと言えばそうなのだけれど、本人が好んだわけではないという気がしています。

兎に角、あの頃は表情がないという人が多かったと思うが、美しさゆえに大きな瞳の眼力が強く、引き込まれるような何かを持った人でした。
演歌(怨歌)といわれたのも藤圭子さんが最初だったかもしれません。
独特なあの歌声を生涯忘れることはありません。

ご冥福をお祈りいたします。