手術と団体戦と都知事選

hitto2014-02-10

今日お爺ちゃんは、心臓ペースメーカー埋め込みの手術をする予定になっています。

時刻は夕方5時の予定、先週心臓カテーテルの予定が夕方5時でしたが結局8時近くまで待たされたので、数時間待たされるのは覚悟しておかないと。

前には緊急を要する患者さんや、手術中に困難な患者さんがいたりして、予定時刻は有って無いようなものです。

それにしても、医師たちと病院スタッフのよく働くこと。
それだけこの数年のうち患者数がウナギ登りだということ、病院の待合にいて毎回思い知らされます。
医療関係者も人手不足なのか、それとも人件費節約で、あまり雇えないってことなのかもしれないです。
これから老いを迎える団塊世代、後20年後には医師不足の問題が今よりもっと深刻になる気がします。

ソチオリンピックで始めて試みたフィギュアスケート団体戦

ロシア勢にとっては、万々歳の結果に終わりました。
日本勢、残念ながら5か国中の最下位。


これはこれ、日本でペア、アイスダンスがもっと盛んになることをまず目指してほしいと思います。

これから4年後、8年後を目標に選手を育成し、いつかメダルに手をかけてほしいな。

総合順位
1位  ロシア  75
2位  カナダ  65
3位  米国   60
4位  イタリア 52
5位  日本   51



町田選手も羽生選手に劣らず、心が強かったと思います。
火の鳥」と言ったら町田君、町田君と言ったら「火の鳥」って、言うくらい強烈に心に残る作品だと思います。

クワド2回入れられなかったのが悔いと言えば悔い、「火の鳥」の表現力に惹き込まれ「火の鳥」とピッタリはまって、この中ではピカイチでした。


技術的にはカナダのケビン・レイノルズ選手。
この大舞台で久々に拝見、心を落ち着かせ丁寧に危なげなく4回転を3度も入れました。

後半、やや疲れを見せて3回転を回避させていたプルさんより、上に行くと思ったんだけれど・・・判定はさもありなん。



ロシアの金メダルは、女子が終わってアイスダンスを始める前に決定してしまい、会場内大盛り上がりでした。

個人的には、スコアが示すそこまでの差はなかったかなと、カナダ、アメリカもこれまでの大会からは観られなかったほど、演技の上ではベストの評価を得たと思います、各国の代表選手大健闘でした。



女子では特にアメリカのグレイシー・ゴールド選手やイタリアのバレンティナ・マルケイ選手は、この時にピークを持ってきたという圧巻の演技で、またしても日本は雰囲気に呑まれたかな?と、思うしかありませんでした。


その中で、ロシアのユリア・リプニツカヤ選手が、あの技術とあの安定したジャンプを跳び続けたのには、もう本当に凄い!としか思えないですが・・個人的にはまだまだ物足りなくも感じるし、マルケイ選手の演技や鈴木選手の成熟した演技のような感動が、こちらに伝わってこないんだなあ。


総合的には、スコア通りの判定と納得します。

こちらは素人だから採点をどうこう言えるものでもないし、やはり後は好きか嫌いかの判断になってしまいがちなので、スコアで自分の気持ちまでは納得させられない。

ああ、また矛盾したことを書いている。

採点競技は贔屓の選手が優勝しなければ、いつまでもこのモヤモヤ感は拭えない、心底スッキリ出来るのは勝利し、採点評価が一致したときだけかもしれません。


挑戦する選手に、その希望と夢を重ねて味わうことができるってことに、感謝です。

感謝がなければ、どれだけ都合のよい生き物かって思う・・そんな身も蓋もない戯言をブツブツと言えるのは全くもって楽しいことなんだけれど、愛情表現は人それぞれって感じで、中には聞くに堪えないこともあったりして、「お前が言うな」っていう、まあ外野で騒ぐのはお互い様なのかな。

代表選手には耳に入れてほしくない。

選手の皆さま、本当にお疲れ様でした。
一緒に夢を見させてくれてありがとう!と言いたいです。

気持ちを切り替えて、いざ!個人戦へ向かって、がんばれ!です。



団体戦、男子フリーの結果】
1位  エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)     168.20
2位  ケビン・レイノルズ(カナダ)        167.92
3位  町田樹                   165.85
4位  ジェイソン・ブラウン(米国)        153.67
5位  ポール・ボニファシオ・パーキンソン(イタリア)121.23


団体戦、女子フリーの結果】
1位  ユリア・リプニツカヤ(ロシア)   141.51
2位  グレイシー・ゴールド(米国)    129.38
3位  バレンティナ・マルケイ(イタリア) 112.51
4位  鈴木明子              112.33
5位  ケイトリン・オズモンド(カナダ)  110.73


団体戦アイスダンス、フリーの結果】
1位  メリル・デービス、チャーリー・ホワイト組(米国)     114.34
2位  テッサ・バーチュー、スコット・モイヤー組(カナダ)   107.56
3位  エレーナ・イリニフ、ニキータ・カツァラポフ組(ロシア) 103.48
4位  シャルレーヌ・ギニャール、マルコ・ファブリ組(イタリア) 81.25
5位  キャシー・リードクリス・リード組           76.34


そうこうしている間に、東京都知事選が終了。
結果、予想通り舛添要一氏が選ばれました。

細川護煕さんと宇都宮健児さんで票が割れ、若いネット層支持率の高い田母神俊雄さんは、今一つ票を集められなかった。
それでも、脱原発を大声で叫んでいた細川さん、小泉さんのパワーは、これでは治まらないと思う、何れ民主党よりも強力な政党を結成して自民に引導を渡す日が来るかもしれない。



朝刊の編集手帳には酷い書き方だなあと思うことが書かれていた。
後半部分より

都知事選で台風の目になった細川護煕氏が、舛添要一氏に大差で敗れた。
都民の暮らしを良くするために持論を訴えた、というよりは、持論を日の目に見させるための踏み台として都知事選を利用したのだ。その印象が最後までぬぐえない。レストランのお客として丁重に扱われるつもりでいたところを、自分の一票がシェフご推奨料理の「ダシ」に使われそうな気配に嫌気が差し、背を向けた有権者もいたはずである。都民はまだ何の料理も口にしていない。メニューを見比べて口八丁の舛添レストランを選んだだけである。手八丁のほどは、これから見せてもらう。


読売さんとしては、田母神さんよりの考えに似たところがあって、それはそれで恐い。

だからと言って、細川さんの脱原発は非現実的だと感じてしまう。

放射性廃棄物の処理の問題もあって、今を生きる人が脱原発と勢いよく解決するには限界を感じてしまう。

日本が脱原発実行できたとして、他の国は逆を行っていることも合わせて議論しなくては、原発は日本だけの問題ではなく、天災は隣の国にも起きること、地球規模で話し合えなければ現実意味がないとも思うし、要するに簡単に判断することはできない。


福島を思うとあの原発さえ無かったらと、あの時ほとんどの人が思ったはず。


細川、小泉両氏は本当に素晴らしい、これぞ本物の愛国心とも思う。

100年後200年後を見据えて、この国がどのように導かれていくのか、老いていくものは純粋にその先へ思いを巡らし考えている。

しかし現実には、今の世の中を支えている若者に委ね信じるしかない。

後悔しても、潜在的な正義を若者に植え付けたのは老いた人たちであって、その先を生きられない人間は、自分たちよりも知恵があるんだと信じ、実際にそのように時代は流れ発展してきたんだと思う。


子どもたちを見ていても、自分たちのしてきたバカなことが浮き彫りになって、ごめんなさいという気持ちが強いもの。

漠然と思うことだが今の若者は、窮屈に型に嵌っている感じはするが、非常識なことはあまりしないし、しっかりしていると思う。