アート・ガーファンクル、12月来日

hitto2014-10-31

昨日の朝の寒さに比べたら今朝はまだマシです。
昨日の朝は12℃、日中は22℃くらいまで上がり、北風と太陽の勝負に晒された人みたいに、午前中はダウン(コート)で出掛け、帰る道の途中でTシャツ姿になっていました。
太陽の勝利。





小林克也さんの番組で、「ベストヒットUSA」というのを毎週録画しているのですが、怠惰な暮らしの中にいながら優先順位が低く、何か月も録画が溜まってしまって、結局再生せずに消去となってしまうのですが、なんとなんと、先週21日の「ベストヒットUSA」にアート・ガーファンクルが出演していました。




「STAR OF THE WEEK」のコーナー、小林克也さんが「冬の散歩道」BGMをバックに
アート・ガーファンクルについて語っています。


12月来日します。(勿論チケットはゲットしました、楽しみ楽しみ)


小林さん曰く、S&Gのアート・ガーファンクルの12月の来日が決定しています。

二人の音楽の世界、存在感のあるアート・ガーファンクルの特集をお送りしていこうと思うのですが、S&Gというグループは、アート・ガーファンクルが中心で、ポール・サイモンが丁度後ろの方にいたんですよね。


よくご存じだと思います、解散して11年経ったニューヨーク、セントラルパークのコンサート。
50何万人を集めてフリーコンサートをやった時のライブ(映像)です。

その時は二人が並んでいますが、60年代はアート・ガーファンクルが真ん中にいて、斜め後ろにポール・サイモンがいたという存在だったんです。

アート・ガーファンクルがちょっと天狗になっちゃって、この二人が解散して・・

うん?なに?
天狗?天狗って、大雑把過ぎるよ解説!プンプン!



その後にポール・サイモンがソロアルバム、アート・ガーファンクルもソロアルバムという活動を続けて、ニューヨークのライブをきっかけに、「たまにはやろうよ」っていうことで、そのたまたまが12月ということです。
12月は、アートひとりですよ。



それでは、記念すべきセントラルパークでのライブ、この曲は皆が唄える曲なのですが、暗く深いメッセージが込められた曲なんで、お客さんは下を向いたり瞑想しながら久しぶりの対面をしています。

50何万人の人が対面しています。
それをご覧いただきます。

サウンド オブ サイレンス」字幕スーパーは横文字。



曲の後ろの方で小林さん曰く


60年代はビートルズの時代じゃないですか、その真裏にS&Gがいました。

ビートルズはたとえばサイケデリックな曲の影響をたくさん受けています。
でも彼らはその影響を全然受けていません。

自分たちの世界で、ビートルズと同じような深さを持った音楽を作り続けていました。

(12月)アート・ガーファンクルが来るのですが、アート・ガーファンクルはライブを回ったりソロアルバムを出したりしていたんですが、我々が知らないようなことが起こっていました。

これがインタビューの中で重大発表です。
彼の繊細なデリケートな感性というのを感じて下さい。
アート・ガーファンクルです。



アート・ガーファンクル登場!


僕は数年前に一度声を失ったシンガーだ
声を取り戻したのは今年にはいってからのことだ
ここ15〜20年は、バンドを率いてステージでのパフォーマンスを始めた
1000を越えるショーを行った
その過程で声を失った
歌えないことがどういうことなのか
その不安を経験して今歌える喜びを感じている


ようやく去年、声を取り戻しギタリストのタブ・レイビンと2人で歌っている
Less Is More(少ないことでより大きい)を最大限に利用してね
喉の中にマイクを入れているように リスナーに親密に歌いかける
それにより微妙な陰影や機微まで伝えられるアーティストを目指した
INTIMATE(親密さ)がキーワードなんだ


僕には全てが新しい経験だ
音数も少ないからこそ思いは大きい
ここまで親密に聴こえる「明日に架ける橋」を歌えたことがなかった
「Homeward Bound」が声とギターだけで、ここまでスウィングするなんて初めてなんだ
今はツアーを心から楽しみ、常に何かを学んでいるよ
最近ではスタンドを使わず、手持ちマイクでステージぎりぎりで歌うことを学んでいる
学ぶことに終わりはないよ

ここで、「A Heart In New York」 (1981)ミュージックビデオが流される。
ネットでしか観たことがなかったので凄く嬉しい。


日本人は、どれほど君達が細やかな心を持っているか気付いてほしい
その細やかな心遣いを僕は心で受け止めている
僕も君達のようになりたい

人間の精神と優しく敬う姿勢

日本は小さな国に人々がひしめいている
生きるために配慮が必要なのだろう
その配慮に僕は心を奪われる


僕のようなアメリカ人にとって美意識を大切にしたいアーティストに日本はとても居心地が良い
日本のファンを心から愛してる
僕がシンガーとしてやっていることを理解してくれるからね




小林克也さんに戻り曰く、

12月来日のアート・ガーファンクル
彼の1981年のヒット曲と共にご覧いただきました。
最後の日本へのコメント、あれは全くウソではなく、彼は今から約35年前、一人で日本にやって来て、自転車で一人で日本を歩きまわっています。
それをレコード会社、関係者は誰も知らなくて、最後の日になって「どうして来たの?」と聞いたら「王選手のホームランを観たかった」というエピソードが残っています。
彼は日本のことをよく知っています。



 その時のエピソードは本当に素晴らしい。偶然に出会った一人のS&Gファン、その方のホームページには色々と細かく書かれていて、もう10年以上前に読んで、私は益々アート・ガーファンクルのファンになりました。


日本へのメッセージ、グッときました。



今日の読売新聞に日本人の考え方などを調査した「国民性調査」なるものが掲載されていました。
5年ごとの調査らしく
「たいていの人は他人の役に立とうとしている」と答えた人が45%と過去最高になり
「自分のことだけに気を配っている」42%と答えた人を初めて逆転したらしいです。

震災などで他の人を思いやる振る舞いが影響したとみられています。


日本人の長所を尋ねた質問では
「礼儀正しい」が77%、「親切」が71%と上昇している。




35年前も、戦前も戦後も、日本の庶民はずっと親切だったんだと思います。
この先もこのままの国民性を引き継いでいけると信じています。


さて今月、今月は今日で終わりですが10月13日はポール・サイモンの誕生日でした。
そして、今月11月5日はアート・ガーファンクルの誕生日です。

1941年生まれですので、本当にこれが最後の来日という気がします。

声が復活して、パワーアップしたアート・ガーファンクルに会えるのが本当に楽しみです。


「SONG TO SOUL〜永遠の一曲」は5日にBS-TBS、「ベストヒットUSA」はBS朝日、同じインタビューだろうか
局が違うのでそれはないだろう。