ボブディラン、ノーベル文学賞

→北大


ボブディラン氏が75歳で今年のノーベル賞文学賞に輝いた
わたしはディランの功績が世界に認められたんだと単純に喜んでいたが殆どボブディランに対しては無知
知っている曲は代表曲のみという数曲



「学生街の喫茶店」で初めてボブディランの名を知り、「風に吹かれて」がディランの曲と知ったのはだいぶ時間が経ってからだった
サイモンとガーファンクルのファーストアルバムにカバー曲「時代は変わる」があって、歌詞カードを読んですごい歌詞だなあと感心したりしたし、ある意味サイモンとガーファンクルの研ぎ澄まされたsound of silenceとはまるで異質の衝撃があった



今回の受賞、団塊の世代にとってはディランの影響力は絶大だと思う一方で気分は複雑なのかなぁと思った
ノーベル賞というイメージからは感覚的に離れたところでディランは歌っていたと思うし賞賛されて単純に喜ぶようにはみえない
仮に拓郎がノーベル賞とまでいかなくともレコード大賞もしくは国民栄誉賞、、全く同列の賞ではないので考えにくいけれど、世間の賞賛を浴びたとして喜び浮かれることがあるだろうか



寧ろ反社会的だし全く別の視点で世を儚むような言葉や反戦の思いと政治に批判的な歌詞が並び、貧しい人間弱い人間苦しい人間に共感を呼びそれでいてどこか寄り添うような曲調だし、ディラン個人の心の叫びでもあるものに賞を授与などというのは本人には抵抗があるかもしれないと思うのと、ファンにしても同じ感覚がありそう


だけど小林克也さんが、ディランの曲はビートルズの曲より世の中に残るっていうようなこと言っていたなあ
もしもジョンレノンが生存していたならジョンレノンこそノーベル賞だったかもしれないなどという妄想が頭をかすめるが、ジョンレノンにしても賞には無関心かもしれない



それでもディランの歌詞をもう一度噛みしめて聴いてみると、ノーベル賞という価値が確かにあると思うのと、この同時代にディランの歌に接することができたことが何よりも嬉しい



読売新聞 日曜版

クロスワードの答え・・・・・バスルーム

数独の答え・・・・・3+9=12・・・12