晴れた日のベランダ

なんて天気が良いのだろう。我が家のベランダは洗濯物がところ狭しと風になびいている。

明日25日はJRの脱線事故から1年目なんだ。
去年の今頃はまだ誰もこんな悲惨な事故が起きるなんて予想もつかなかっただろうに。
我が子と同じ様な学生が沢山被害にあった事もあり、特にショックだった。
当たり前の日常を送りながら突然の事故に遭遇するなんて、日本中がテレビに写った車両に言葉を失った。何処で何が起きるかなんて、誰にも予想が付かないのだから明日は我が身であるのかもしれない。そう思うと何もない毎日が何にも増して、ありがたい。

日記を書いてまだ日も浅いが、自分の生活がいかに単調であるのかと思い知る。
掃除に洗濯、食事の用意と何かテーマがあると良いのだけど。
家事全般、はっきり言ってあまり好きではない。
こんな主婦は沢山いるはずだが、自分に変わる者もいないし、家政婦さんを雇える程の金持ちでも無いのだから、諦めるしかない。
だから、こんな日記を始めたいと思ったのかも。なにかを変えたいのかも。
淡い期待を抱いてその日の自分を検証したい。
今じゃ、小学生でも簡単に操作出来るPCに老体にムチ打って挑んでいるのです。
それにしても、若い子の吸収力が羨ましい。
携帯のメールの早さも見事だ。
もしも私達子供時代に、こんな文明の利器があったら随分と友達関係も複雑に成っていただろう。
メール一つに心の内面を読みとり、落胆したり喜んだり、誤解も多くなりそう。
待ち合わせに遅刻常習犯だった私は、いつも鳴らされていたに違いない。
今の子供社会がどう変わってきているのか分からないが、思わぬ事ではじき出されてしまう子供がいるようだ。グループも小さくまとまり、意に反する事もあると思う。
小さな胸に私達が味わった事もない悩みを今の子供達は、胸に秘めているのだと思う。