「泣きながら生きて」を見て・・・

hitto2006-11-04

朝は、かなり気温も下がって、ストーブが恋しくなる。
今日でも夫が帰って来たら、ストーブ出して貰おう。

長女も無事、夜行バスに揺られて早朝、帰って来る。
写真は昨日、長女から送られてきた写メール、宮島です。
やはり色々な人種というのは、色々な国の人達という事だったようだ。

長男を起こして、迎えに行ってもらい、長女は一言、二言喋って、部屋へ直行。
昼までは、爆睡かい?

昨日は、次男のライヴで、次男は、12時を過ぎてからの帰宅。
打ち上げをしていたらしい。だいたい何処で打ち上げをしているのか?
高校生が、集団で補導されないか、心配になる。

兎に角、帰って来たので良しと思うしかない。

長男も昨日は、友達のライヴ。次男程でもないが、遅くに帰宅。
友達のギターを抱える姿を見て「やりたいなあ」と言っていたが、学校、バイトの両立もままならないのに、その上ライヴ活動等出来そうに無い。
今やブランクを感じているし、やはり本気にはなれない様だ。毎日ギターの練習に夢中でも無いし。本当に好きでなければ、続けられるものでもない事は、本人も重々分かっている。高校時代に、あれ程熱中して出来た事が、懐かしく蘇るのかもしれない。
何をするにも、練習して学習する、積み重ねが大事だもの。

楽しく遊んで・・・だけでは・・・達成感は得られない。

次男も沢山、体験して自分の道を極めてほしい。とは言うものの、親の私達も何も極めていない。
何かひとつ極めたいなあ。


そんな訳で、昨夜は誰にも邪魔されずに、ゆっくりテレビを見ることが出来た。
昨日のテレビを見ていて、親業について考えさせられた。

泣きながら生きて」タイトルからもう泣きそう。
上海、東京、ニューヨークと家族が離れ離れになりながらも、心は同じ目標に向かっていた。十年以上も別れて暮らしながらも、堅い絆が感じられた。
子供の将来への希望に全力で尽くす、私には、おおよそ考えられない親の姿。涙無しでは見られない再会の場面。そこまで出来るものか?驚くまでの節約ぶり。
それもドキュメンタリーなのだから学ぶ点が多かった。

こうでなきゃいけないとまで思わないが、大なり小なり、親は犠牲を払いながら、子育てをする。子供も親が、そこまでしなくても、と思いながらも、親からの愛情に応える。そして自立への道を歩む・・・親への孝行を自覚しながら。
まるで、生きた教科書の様な話。
中国の人は凄い。貧しさをバネに、ここまで出来るものなのか?
生まれた時から、物に不自由を感じた事の無い人間には、理解出来ないのかも。

山崎豊子さんの大作、『大地の子』を思い出してしまった。
一心の中国での、お父さんにも通じる凄まじさがあった。身を投げ出す程の親心。
忘れていませんか?私?
幸せな日本に生まれて来た事で、本当の親の姿を忘れる人が、今の世の中、多すぎじゃない?
最後に東京を去って行くお父さんに、長い間ご苦労様(一言じゃ済まないだろうが)と、どうぞ上海で、夫婦が幸せにく暮らせます様に、願わずにはいられなかった。