今日は、母さんの8回目の命日。
あれから8年が過ぎたんだ。
73歳で亡くなって8年。
生きていたら、今年81歳。
やっと平均寿命に達したところだ。
やはり、早過ぎる。写真は母親の遺作・・・
母さんにとって、子供達も皆40歳を過ぎ、安定した家庭を築き、気がかりとなる事もあまり無かったのが救いだ。
母さんの死を受け入れるのは、悲しくて辛かったけど、みんな家族を抱えていたから乗り越えてこられた。
私もせめて、子供が40歳を過ぎるまで頑張ろう。
それまでには、子供達も安定した生活を送っているだろうし、親の死を受け入れる事も出来るのだろう。
なんて、自分の死に際なんて、何も想像出来ないし、思い通りになるものでもないが。
天に任せるしかない。
あえて希望が叶うなら、苦しまないで死にたい。痛いのは嫌だ。
母さんの死に目には会えなかったが、苦しまなかっただろうか?
半年近く、昏睡状態で、殆ど延命措置によって生かされていたベッドの上で、触れあう手の温もりは感じてくれていただろうか?
冷たい機械に管で繋がれ、時折反応するグラフの揺れが、生きている証しの様に「泣くな」と 言われている気がしていた。
支えてくれる家族がいたから、気丈に暮らしてこれたと思う。
正真正銘、親離れが出来た瞬間だ。
だけど、母さん、まだ子離れが出来ないでいる。
まだまだ未熟な親業を現在進行形で過ごして、笑って暮らせない。
怒った顔ばかりしていたら、顔もしわくちゃになっちゃう。