NHKのど自慢・・・写真は、トイレのパッチ

hitto2007-03-12

「このままでは、寒さは終わらないよ」と誰が言ったか知らないが、寒さも最後の足掻きだろう。

春を待ち望んでいる北国にとって、何度も経験済みの大雪になりそうな気配。

大阪も冷たい風が音をたてて吹いている。

今日は、午前中におじいちゃんの病院の予約が入っていて、体調も良いので、歩いて行くと決めていたが、この風の強さ。

掃除を始めようとしたら、丁度、都合良く長男が起きて来たので、車で送って貰うことにした。

長男は午後から又バイトが入っていたが、気持ち良く引き受けてくれた。

おじいちゃんにとっては、優しい孫なので二人の会話を聞いていても微笑ましい。

この頃は、おじいちゃんが小さくなり、何をするにもゆっくりモードだが、その分長男が成長したのか?逆におじいちゃんを構っては、楽しんでいる風だ。

おじいちゃんには、一番!手を焼かせた孫だと思うが。



そういえば、土曜日だったかな?

NHKのど自慢、チャンピオン大会、お父さんが大ファン・・・本人は、何れ出場したいと考えている。

そこで、優勝した子(高校生だと思う)その子が優勝したのだけど、本当に感動的だった。

歌唱力がどう?というより、この若さで、情感たっぷりと歌い上げていた。

曲は「雪簾」とか言うのだけど、殆ど歌詞の意味など味わうこともなく、淡々とこちらは聞いていたのだが、何か訴えている・・・どうも引き込まれる・・・何か切ない。

この子の名前くらい覚えてなくちゃね。

・・・ネットで調べたら、盲目の青年「清水博正さん」とありました。

確か、のど自慢の特集の時かな?

目が見えないという障害が、取るに足らないことで有るかのように、元気に映し出されていたと思う。

盲学校の寮生活をしていて、とても人気者だった。

この清水君のおじいちゃんとおばあちゃんも画面に出ていたが、清水君を温泉などに連れて行っては歌わせていたらしい。

そこでも聞く人々が涙を流されていた。

この歌い方は一体何なのだろう?

たった一曲で、こんなにも感動させる・・・盲目だからとは、全然思わない。

天性のものだろうか?

おおよそ演歌には疎い私だけど、審査員の方達も「今回は迷わず、全員一致で優勝者が決まりました」と言っていた。

さも有りなん、歌を聞き分ける耳を持たない私でさえ、この感情を動かされたのだから。

歌は不思議なものだ。

まして、伝える声は重要だ。

音程バッチリで歌われても、こうも相手を感動させない。

お父さんも始めから、「この子が優勝」と言っていたので、更に自分の耳に自信を持ったようだ。