昨日は、午後から電気店へおじいちゃんを連れて買い物。
前々から、視力が落ちて、メガネ2本を作ったりしたが、メガネをしても、視力は思ったより出ず、テレビさえ、まともに見られない。
更に、テレビも写りが今ひとつ悪く(寿命だろうが)画面が暗いので、買い替え時だと思っていた。
だから、新しいテレビを購入するのは、待ち望んでいた事だったし、せめて映りの良い画面ならテレビを見る楽しみはあると思った。
車で僅か10分、色んなテレビが並んでいたが、おじいちゃんは最初から、液晶画面の地デジ対応のテレビを購入することに決めていた。
色々迷った挙げ句、20インチのテレビを購入。
人気商品だったのか、在庫が無く、納品は月曜日に決まった。
おじいちゃんは、嬉しそうに納得して、今度は、メガネ屋さんへ。
もう少し視力が出ないかと相談に、2本のメガネを持って来ていた。
遠近、使い分けることだけでも煩わしいのに、新聞の文字も小さいものは読めない。
そんな時は、虫眼鏡を持ち要る。
しかも文字を書くのも難儀している。
折角、新しいメガネを作っても、この作業ができないのは、本人が辛すぎる。
文字を書くことが好きだったから。
いちいち、私に代筆を頼むことも気が引けるだろう。
出来ない事を認めるのは辛い。
だけど、メガネのレンズも最大級の凸レンズで、老眼鏡の+3、00を持ってきても良くは見えない。
しかも乱視が入っていて、作って貰った、レンズが視力の限界だろう、と納得して帰って来た。
まあ、仕方のないことだと諦めていたが、おじいちゃんに変わった様子はなかった。
家に着いて、阪神の野球中継を見ていたと思うが、夕方5時前に突然、具合が悪いと言ってきた。
胸のあたりが、つかえるのと、頭がガンガンすると言うのだ。
土曜日の午後は、おじいちゃんの担当の医師も、病院にいることを知っていたので、電話で予約を入れてから、おじいちゃんを病院へ連れて行った。
珍しい症状でもなく、以前にもこんな調子で病院へ行くことは何度もあった。
その都度じきに症状が落ち着いて、帰宅というパターンだったのだが。
今回は、そうもいかなかった。
そのまま入院ということになって、おじいちゃんの腕は、点滴の管と繋がれ、24時間このままの状態で検査になるらしい。
検査も内視鏡の予約があったりして、「丁度良いね」と冗談まじりに話してはいたが、来週には、カテーテルの検査が加わりそうだ。
本人もガッカリした様子。
心臓は、もう大丈夫だと自信を持っていたから。
医師の診断では、取り合えず、「狭心症」と病名の欄に書いてあった。
レントゲンも撮って貰ったが、肺の水も僅かだが溜まっているようだ。
またしても、「肺ガン」の文字が浮かび上がる。
ハッキリした診断が、出来ない程度だと思えば、打ち消す事も出来るが、不安は広がる。
頑張れ、おじいちゃん。
長男の言う「おじいちゃんは不死身」という言葉が、今度も証明されることを祈って、私の病院通いが又始まる。