読売新聞（４日朝刊）より・・・自殺３００００人（避けられる死）と副題がついてる。交通事故による死者の５倍近い数字らしい。
「お父さんごめんなさい。ボクは社会に向いていません。これから生きていく自信がありません」２００５年１月１３日、２５歳の男性が父母と暮らす自宅に遺書を残して、電車に飛び込んだ。この男性は警察官を目指し、採用試験に失敗（４回）その後、派遣社員になるが、勤めて２ヶ月後、会社のミスともとれる作業の責任を押しつけられ、上司に怒鳴られ、悔し涙を流した。翌日、会社を休み自殺・・・母親は入院中。
箇条書きにすると、これだけの事だ。が、なんて不幸な選択をしたのだろう！合掌・・・。
亡くなってから、こうして意見を言っても仕方ないが、この男性の性格まで見えてくる。そして、この男性にとっては、長所である生真面目さが、自殺に自分を追い込んでしまったと思う。会社のミスを上司が人（弱い者）のセイにするのも、よくある話しだ。真面目に、就職活動をして社会へ踏み出した、最初の一歩がこれでは・・・いたたまれない。
世の中甘くないが、五万と仕事はあっただろう。警察官への挫折はきつかったろうが、この男性の独りよがりのところは、許せない。
死んではダメでしょう。と言って、夢も希望もないと落ち込む人間に夢を与えられる術もないが。人間、長い事生きていると、回りが少しずつ見えてくる。
この時代に生きている事が、この日本に生まれたことが、どんなに幸せなことも。自殺する勇気って、なんだろう？
死ぬのは、恐いでしょう？痛いでしょう？汚いでしょう？
誰でも何れ死ぬのに、死に急いではイケナイ。明日は明日の風が吹く。
明日も生きていなくては・・・。幸せになる権利を放棄するなんて勿体ないんだよ。人生の地雷を踏んでしまうことのないように、人の意見も聞きなさい。
悪い大人ばかりじゃない。世の中捨てたものじゃないんだよ。人生のどん底って、何？脱北家族より、悲惨な人生なの？生きることに、もっと貪欲になろう。日本国にいる間は、飢えることもない。
プライドなんて捨てちまえ！・・・と私は思います。
