不登校生に期待・・・☆☆☆

hitto2007-08-03

台風5号は、日本海を北東に通り抜け、再び北日本へ戻って来るらしい。ここ大阪は、朝は、若干風があるものの、ピーカンの天候。台風が近づくと、いつも湿っぽい熱風が吹くが、その通りの蒸し暑さ。気温は30度を超えているくらいだが、不快指数はかなり高い。
窓を開けっ放しで、掃除をするが、空気が息苦しく感じられ、倍の労働力を使った気がする。九州は、又直撃を受けたらしく、今年は当たり年だ。親戚も多く心配して天候の行方を気にしている。

今日の新聞・・・「くらしと教育」
不登校生を対象に海外へのスタディーツアーを試み、その成果をあげているという。
「学校へ行けなかった」という劣等感から何をやっても自信が持てなかった子が、フリースクールに入り、そこで知り合った友達とツアーに参加して、ベトナムの農家に泊まったりしたらしい。その経験が自信につながり前向きに将来を考えることが出来たようだ。
不登校対策に詳しい、川島恵美さん(関西学院大、専任講師)が、
不登校になるのは社会の主流の価値観に異を唱える能力が高い証拠と見ることができる。異なる生活文化の中で自分や社会の価値観を眺め直す経験は、自分のスタイルに自信を持つためにも非常に大切だ」と言っている。
注目すべき言葉は、「異を唱える能力が高い」というところ。
形はどうあれ、何かしらそこにいる環境に不満を持っているのは確かだ。
不登校と言っても、原因は様々で一概にはいえないが・・・イジメ、学力不信、劣等感、体制の反発、親子関係・・・。
異を唱える能力と、個々の秘めた才能は、世間一般の価値観とは違った大きな意義有るものが秘めていそうだ。 自分の世界に閉じこもり、過ごした日々は、確実に得るものも他にはない希少価値のあるものだと思う。独創性の高いその経験は、いつか日の目を見るならば、文化を支えるうえで大きな貢献を果たす人達だと信じたい。
誰もが不登校を恐れるのが一般的だが、不登校をする本人も親も過酷な人生を考え続けた経験が、それを経験しなかった人より、遙かに強い信念を抱いて暮らすことが出来るのだと思う。
人生を考えることは、当たり前のようで、日々流されてしまいがちだが、その事をずっと考えている人が一度世間に認められることが出来れば、人を先導すべき人材に成り得る気がしている。