ネットカフェ難民5400人・・・

hitto2007-08-29

昨日の夕刊、一面にネットカフェ難民5400人・・・帰る家がない。
6万人が終夜利用とある。いつだったか、テレビでも報道していたのを見たことがある。随分前からあった現象のようだ。
ネットカフェのように、深夜営業の場所が有ることで、気軽に利用出来るのかもしれない。問題は、若い人が多いこと。当然、ネットカフェなどは、都会に集中しているので、若い労働者もその都会に集まっている。日替わりの仕事を探しながら、寝泊まりは、足を伸ばすことも出来ないネットカフェとは・・・。
こんな仕組みがあるとは?厚生省初の実態調査なので、何らかの支援がなされるのだろうか?
そこに行き着くまでには、多分言うに言われぬ苦労があったのだと思う。
夢を持って都会へ出た若者は、私の住む地域にも沢山いる。
やはり、東京と言う大都会には、一攫千金の夢を抱かせてしまうのだろう。
一攫千金とまでいかなくとも、夢に踏み出した思いを成功させたいのは当然だろう。
そこに、こんな落とし穴があるなんて。
世の中の不条理だけが、原因なのか?
ギリギリの衣食住を確保するのが精一杯になっている。
安定した賃金が得られない。
家に戻ることも出来ないなんて、プライドがそうさせているのだろうか?
他にも理由が有りそうだ。
私世代か、その上の親が多分いるはずだ。いない場合もあるが・・・。兄弟、親戚はいるのでは?
世話になれない事情があるのかもしれない。
滞納した家賃か、多額の借金か・・・夢を捨てずに足掻いているのか?
一度、家に帰って出直すことは出来ないものか?
帰ることは、大変なことに違いないし、笑い者になるかもしれない・・・と敬遠したい気持ちは分かる気がする。
でも、このままじゃ病気になった時に誰が助けてくれるのだろう?
政府の支援が届くのだろうか?
結局、親元などに、連絡して帰させるのではないだろうか?

そもそも根本的な解決方法を見つけるのは至難の業だ。
日払いの仕事がある以上、食いつなぐ為には、その場所から出掛けて行くのだろうが・・・どこかで、リセットしないと本当に身体が心配です。
健康を害してまで、そこに留まる意味があるのでしょうか?
親子のつながりも希薄なら、隣りに歩く人を信じて「助けて!」とは言えないでしょうか?
それ程、日本の国は、お粗末なのか?
それとも、ネットカフェは居心地がいいのでしょうか?
気楽な商売と、割り切れるのだろうか?