火事のシミュレーション?

hitto2007-10-12

深夜2時40分頃か?
長女が枕元で「お母さん!火事!」と叫ぶ。
火事を知らせるサイレン(消防車ではない)が、けたたましく鳴り響き、私はモウロウとする意識の中で自分ではない、誰か違う身体を借りてきたような感覚で重く動かない。が、瞬間、長女は、窓を開けて外を見る。

なのに、慌ててそのままピシャリと窓を閉めた、もの凄いスピードだ。

なんと、窓の外に映る明かりが、まるで炎が燃えているような光りで、長女は、隣りが燃えていると思ったらしい。
近所で何件も火事が起きているので、こんなところにも心的外傷の影響があったのか?それにしても、すぐにピシャリと閉めたのは、隣りの奥さんが、ベランダで洗濯物を干していたからで・・・

隣の増築したベランダには、裸電球が上の方に備え付けられていたわけで、まさかこんな時間に煌々と明かりをつけ、しかもベランダを照らして洗濯物を干しているなんて思わない。
間の悪さを感じてピシャリと閉めたが、心臓は飛び出すほど高鳴っていた。

サイレンは鳴り響いていたが、消防車自体のサイレンは遙か遠い。
安堵したのは良かったが、心臓の高鳴りは眠気を妨げ、人騒がせな隣人の行動に苛立ち、その事情を思いやる気さえしなかった。

けれど、隣りの火事ではなかったものの、気持ちのシミュレーションにはなったのか?大きな課題を残している。
実際何を持って避難するか?等、微塵も考えが及ばないだろうということも。
ただ、その場合、何処を通って逃げるか?ということだけ復習が出来たような。

実際に昨日何処かで火事が起きて、慌てふためいて逃げ惑う人がいたのだから、用心は大切なことに違いない。
火事が多く発生するのは、寒くなるこれからだ。