「涙そうそう」・・・

hitto2007-11-09

涙そうそう」を録画してあるのを忘れていて、仕事をする傍ら流して見るつもりが・・・この頃の、涙もろい柔な私の感情を最初から刺激されてしまった。
幼い兄妹だけで泣ける・・・。

誰もいない部屋で、誰に遠慮がいるものか?と仕事の手が、とぎれとぎれに止まり、けなげなお兄ちゃんに、涙する私でした。
こんな設定を考え出した人は、プロとは言え、お涙頂戴致しますの策に、まんまとハマってしまう単純な私。

子供から親を奪う・・・なんて話し、現実にそうなってしまった子は、見るに耐えられないだろう。
最初から、兄が死んでしまう話しだという先入観が働いていたが・・・妹思いの兄は、自分の店をもつのが夢だった、が頑張れば頑張るほど、妹の悲しみが深く(亡くなった時の)・・・やり切れない筋になってしまった。

「昭和枯れすすき」の歌を聞かされた後味に似ている。

幼いころの思い出し場面で、妹が「大きくなったら、お兄ちゃんのお嫁さんになる」兄が「きょうだいは、結婚出来ないの」と妹に言い聞かす。
「なんで出来ないの?」「知らん・・」と兄。

こんな幼い兄が、兄妹は結婚が出来ないということを知っているのが不思議。結婚が出来ないと知る兄なら、血の繋がらない妹と分かっているのだから、もしかしたら結婚出来るかもと考えた方が自然とも思える・・・まあ、筋だから・・・。

妻夫木聡さんと、長澤まさみさんの熱演は良かったのですが・・・。