松山千春さんの10万円豪華ディナーショーをチラッと観て、しっかり稼いでいらっしゃる・・・と、思うのと、その歌とのギャップに、何処か腑に落ちないままの眼差しでいました。
名曲中の名曲だなと思うものの、この煌びやかなステージは、スターだと知らしめる為のものなのか?私には分からないけど。
安住アナと久本雅美さんのトークは楽しくて良かったのですが・・・スペシャルなのでした。
「大空と大地の中で」1977 作詞作曲 松山千春
果てしない大空と 広い大地のその中で
いつの日か 幸せを 自分の腕でつかむよう
歩き出そう 明日の日に ふり返るにはまだ若い
ふきすさぶ北風に 飛ばされぬよう 飛ばぬよう
こごえた両手に 息をふきかけて
しばれた身体を あたためて
生きる事がつらいとか 苦しいだとかいう前に
野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ
とっても力を貰える歌です。千春さんが友達に送った歌らしく、素直に励まされます。
私はこの歌に、北海道の雄大な大地を思い浮かべ、そこに生きる厳しさを感じずにはいられません。
人生も然り・・・この歌を教えたくて、私は子供の前で何度も流していた時期がありました。時には声を出して、千春と一緒に「力の限り〜、生きてやれ〜」・・・と。
メロディーは確かに覚えてくれているでしょうが、なかなか本質まで伝わりません。
興味がそこにないのか、ただ母の好きな歌というだけで終わってしまいましたが。
小言を何遍並べるよりこの歌の力を信じていたのですが・・・気にも留められない、私の押しつけだったのでした。
それでもこの先、このメロディーに触れるとき、この歌の思いに気付いてくれる時がきっと訪れるのでは?などと、少しは期待しているのです。
それにしても、昨夜の久本雅美さんは、ボロボロに泣いていました。
歌は本当に不思議な力があるのだと思います。こんなにも人の心を動かし慰める。