ねんきん特別便

hitto2008-04-07

生温い風に吹かれ、何度もガレージの回りの枯れ葉や落ちた花びらをかき集め、掃いては捨て、掃いては捨て・・・午前中に3回は繰り返していました。
外へ出なければ、そのまま吹き溜まりになっていようが、知らぬ振りなのですが、一歩外へ出なければならない用事が出来目にすると、見過ごせない・・・雨も本降りになってきたので、濡れたアスファルトから風に花びらが運ばれることも、もうそれ程ないでしょう。
昨日まで楽しませてくれていた花達も今日は相当散ってしまう。長男は2日連続でバイト漬けだったので、今日こそは、友達と花見の予定を組んでいたとか?・・・「花見なのに・・・何で雨なん?」と、悔しげ。
キャンパス内はきっと花盛り、雨に風に散っていく桜もまた風情があっていいものだと思うけど。
それに花より団子の若者達だもの、桜はあくまで口実に使われているので、多分雨の凌げる場所で愉快にやるのでしょう。


先週の土曜日、お爺ちゃんのところに「ねんきん特別便」が来ました。
細かな記述は抜けているものの、大方の月数に間違いはないらしい。
けれど、お爺ちゃんは、そのたった一枚の用紙を広げ、押入の奥や、クローゼットの上の棚から古びた書類を出し机上に並べては、右に左に見比べ、何かの手違いがないか?と調査員の如くペンを持ち30年も前の記憶を辿っているのでした。

年金支給の時に散々調べた筈なので、間違いはないと思うものの。現在支給されている方が更に過去に戻って調べるというのは、(高齢のため)難しい作業であるし、自分で出来る人は頭の体操になりますが、それも人任せの方なら調べようがないのでは。我が家のお爺ちゃんは、張り切って調べていますが。

お爺ちゃんの場合、既に加入月数を2年もオーバーしていて、社会保険庁の方から、もう年金が支給されますから、後何年働いても無効になりますよ・・・と言われ、60歳前から年金暮らしなのです。
年金は長生きすればする程お得な性質のもので、お爺ちゃんが余分に働いた分や間の細かく親切な記載は無いにしろ損はなかったはず。
ただここ数年、年金額が減らされ、しかも今年から保険料の天引きがあると言っては、クルクル変わる制度に疲れているのです。

実際記入漏れを起こして欲しくないのは、これから支給を受ける人達で、特に転職や、専業主婦になった人達であって、空白期間や名字の変更、住所の変更のあった人・・・。
早く来ないかな・・・と僅かな厚生年金の加入期間である私は、思うのでした。